理由と笑顔(自己解釈もいいとこな駄文、妄想です!!!)
一打席の勝負に勝ち、桜花札に弟子入りを認めてもらえたタイガ。だがタイガは少し気になることがある。隣に座っている、上野弥次郎兵衛の実力についてだ。
「なあ、カシラさんよ」
「名前でいいですよ」
「じゃあ…上野さん」
「何でしょうタイガくん」
「アンタの実力を知りてえ」気になるんだよ!
「私のですかい?」と目を丸くする上野。
「師匠に聞いたぜ。アンタは滅多に試合に出ないってな」
「私は平和主義なので」荒っぽいことは嫌いなんですよ
「じゃあ何でXBやってんだよ」と思い切って訊いてみた。だが、
「何ででしょうね」と笑顔ではぐらかされた。
「ヤジは争い事を好まねえんだよ」
「ふーん」
特訓の休憩中、タイガは桜に上野のことを訊いていた。
「ただただXBが好きなんだよ」ああいう奴なんだ
「…お前のことも見込んでたしな」アイツは見る目がある
「オレを!?」マジか…
「ヤジのおかげで今のタイトウトライブがあるってもんだからな」うちの要だ
「要…ねえ」「そんじゃ、再開するぞ!」「よし、来い!!」いつか、試合に出る上野と師匠を見たい。そう思ったタイガなのであった。
ある日のこと。花がデートで留守なので部屋には上野とタイガだけになった。テレビもつまらなくなってきたタイガに上野は訊いた。「野球盤でもします?」「…やる」その日は外が雨だったのでどのみち練習はできなさそうだった。カチ、カチ、パチン。コロ、パチン。無機質な音が部屋に響く。
(…気まずいなこの空気)落ち着かねえとタイガは焦り始める。
そんなタイガに声をかける上野。
「タイガくん」
「な、何だよ」
「タイガくんは何のためにXBをやっているんです?」
「…は」ガコン、と上野の球がストライクに入った。
「答えてくれたら私も言いましょうかね」
「!」なら、とタイガは話し始める。
「オレは…最初は神谷瞬を超える為にXBを始めて…やってた。プレーしてた。」
「でももうその神谷はいない。どうするんです?」タイガを真面目に、まっすぐ見つめる上野。
「オレはオレの限界を超えるためにXBをやるんだ!」神谷瞬をも超えて、師匠も超えて…!
「オレが頂点になってやる!!んで、ゆくゆくはミナトのエースって言われたい…!」
とタイガは自分の気持ちをぶつけた。
「なるほど」頑張ってくださいね
「…は」ガコン。これで三振だ。
「え、今の何だよ!?」
「魔球ですが?」
「魔球は卑怯だろ!!?」
「花も引っかかりましたがね。振るのが悪いんですよ」
———そう言った彼は昨日とは違う笑顔だった。
あとがき:何だこの駄文は!?