猫は悟る　つい最近、私に夫が出来た。
　相手は隣国の公爵家の当主で名をカミルという。
　噂では血塗れ公爵だの鬼将軍だの酷い言われようだが、カミル本人は非常に誠実な美男子だ。敵に対して容赦がない事からそう言われているのだろうが、私には優しい良い夫だ。ただ一つ残念な事があるとするならそれは彼が常軌を逸した猫好きということだろうか…。
　
　家の中をゆっくりと歩いていれば目につくのはひたすら猫の調度品だ。
　壁に架けられた絵。庭の薔薇を生けた花瓶。飾られた彫刻に壁紙とこの屋敷には至る所に猫が居る。
　この世界に猫という生き物は存在しているが、それは幻獣のようなものでまず人がお目に掛かることはない。しかし、そんな猫の血を引いている我々猫の獣人には遠に失われた猫の特徴を色濃く遺していた。

【月岛萤/乙女向】请不要变得更加闪耀了(14)01

“要喝么？”

“......吓我一跳，你们这是？......”
我也看了看旁边笑眯眯的山口，
“仁花说要我们给你惊喜的。”
他有些不好意思，
眼神一直瞄着地面。

我们两男两女面对面站在原地，
不禁让我觉得有点“Double date”的既视感，
同时在内心一阵后怕，
幸亏刚才甩掉了哥哥自己过来，
不然真的很难和他解释。

“喂，这个超冰的，别一直让我拿着啊。”
月岛再次把冰沙举到我面前，
我不受控制地后退了半步。
“谢......”
“还是你不想喝抹茶味的？可以和我换。”

他一边说着，
一边吸了口自己那杯草莓冰沙，
分明没有一点想要交换的意思。
“不用了，抹茶的就好。”
我从他手里接过杯子，
果然很冻手。

趁山口和仁花进行冰沙交接时，
我才注意到了他们穿的浴衣，