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    【N5】

    @Pb__N5

    イドアズ、イドアズ前提フロアズ・ジェイアズ、女体化、オメガバ、大好き♡

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    【N5】

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    イドアズ♀︎前提のフロアズ♀︎です。 2021年12月30日『イドの中の蛸Anniversary』イドアズWEBオンリーの作品です。

    可愛いウツボは待てが出来る?ホストクラブなんて行って良いのか?
    って僕アズール・アーシェングロットは思っています。

    お得意様であるマダムに
    「貴女には良い男が2人も居てるから、店に居る男なんて眼中にはないでしょうが、何処に商機があるかなんて分からないわ。これもチャンスだと思って楽しんで。」
    なんて言われてしまっては僕が廃ります。
    行ってやろうじゃありませんか!
    いつものブラックスーツに身を包み、満を持してマダムとの待ち合わせに向かったが、
    「あらアズールちゃん、その服はいつもの商談用のパンツスーツじゃない。
    確かにアズールちゃんにとても似合ってるけど、今から行くお店には不向きよ。
    お着替えしましょ。」
    と言われて高級ブランド街に連れて来られ、とあるお店に押し込まれてしまいました。
    マダムは店をぐるりと見回し、何点かの服と靴を見繕うと僕を試着室へ誘う。
    そして出来上がった僕は、見事なチャイナドレスに身を包んでいた。
    ちょっとスリット深すぎませんか? それにチャイナドレスが彩やかすぎませんか? 本当に似合ってます?
    不安に思っているとマダムは
    「あら素敵! アズールちゃんにとても似合ってるわ。 これにしましょ。」
    そう言ってさっさと店を出てしまいました。
    店員が慌てもせずに深くお辞儀して挨拶をしていたので支払いは大丈夫なのかも?
    でもマダムに返済しないと!
    そう思って声をかけると
    「ふふっ。 この服も今から行くお店もアズールちゃんが1マドルも出す必要は無いわ。
    今日は楽しみましょ。」
    マダムは妖艶に微笑んでいた。
    僕はお言葉に甘えることにした。
    この服と靴が何マドルするか値札を確認出来ていなかったので、支払うに支払えないからだ。
    それにここまでマダムが仰ってるんだ。
    今日は1マドルも使わずにやってやりましょう!

    マダムの車の中で談笑しているとあっという間に次のお店に辿り着いた。
    ドアが開いたと思ったらホストと思わしき男がエスコートし、マダムはスっと車外に出ていった。
    普通に降りちゃダメなのか?内心では慌てつつも所作には気をつけて、僕は1人で車からゆっくり降りた。
    僕は雛鳥みたいにマダムの後を追い掛けて店内に入る。
    どうやらこの店にとってマダムは上客のようだ。
    店の責任者と思わしき男が挨拶しにきた。
    二言三言話すとマダムは当たり前のようにホストを連れて店内の奥まった場所へと足を運ぶ。
    特別な部屋。VIPルームだろう。
    中に入ると更に高級感漂う室内の装飾だった。
    なるほど、華美に拘るのも良いな。何マドルかかってるんだろう?
    頭の中は既に計算が始まっていたが、もう1人の男の登場により中断される。
    どうやらマダムにベッタリとくっ付いている男の後輩らしい。
    自己紹介されると僕の隣に断りを入れて座ってきた。
    それから朝まで、代わる代わる色んな男達が僕の隣に座っては去っていった。
    店の閉店時間になると、ほとんどのホスト達が帰りを惜しむように店外までお送りし、マダムは上機嫌で僕を伴ってお店を出た。

    「あ、フロイド。」
    僕は開口一番、店の前で迎えに来ていた愛しい男の名前を呼ぶ。
    フロイドは脇目も振らず僕の元へと一直線に歩いてくる。
    「アズールお帰り。」
    フロイドはタレ目がちな瞳を更に下げ、アズールをふんわりと抱き寄せた。
    「まだ家ではありませんが。一応言っておきます。ただいま戻りました。僕が外出している時に迎えに来るなんて珍しいですね。それに良く此処が分かりましたね?」
    疑問に思い僕は口を開いた。
    フロイドはやっと周りをぐるりと見回し
    「俺とジェイドより良い男なんて居ないの分かってるし、アズールが遊んでくるって言ってるんだから楽しんで欲しいと思ってるけど…でもアズールに1秒でも早く会いたいのとは別じゃん?」
    蕩けそうなタレ目を僕に向けてフロイドは言った。
    嬉しい反面、マダムやホストの男達が見ているので恥ずかしくてフロイドの腕の中から逃れようとしたが、どうやらフロイドは離してくれないらしく余計にキツく抱き寄せられた。
    この状況を諦め
    「それで? 僕の可愛いもう1人のウツボが居ませんがどうしたんです?」
    緩く抱き返すとフロイドはご満悦のようでキュルキュルと小さく鳴き声が聞こえる。
    「ん? なんかヤキモチが凄すぎて家でお留守番しますって言ってたぁ〜。」
    フロイドの言葉を聞いて僕の気分は急降下する。
    冗談じゃない。僕は今日の事はきちんとジェイドにもフロイドにも説明して出てきている。
    2人とも了承したからこそマダムの話に乗ったのだ。
    「まぁ兎に角アズールは早く帰ってあげてよ。ジェイドが待ってるよ。
    と、言うことでここでアズールは失礼しまぁーす。」
    そう言ってフロイドはマジカルペンを一振りし転移魔法を発動した。
    一瞬で家に帰った僕は案の定、満面の笑みを貼り付けたジェイドに出迎えられた。

    そして次の日まで2人によってベットの住人にさせられたのは、また別のお話になる。
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