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    phena_ria

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    phena_ria

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    これDVというか監禁とネグレストだし、セルフネグレクトの延長線という感じだから何だこれ?
    いつか続き書きたい。ちゃんと暴力を振るわせたいです(なにこれ)
    中途半端なところで終わります。
    なんでも許せる人のみどうぞ

    DVされる伝令夢(途中) 拝啓 お父さんお母さん
     私は今、監禁されています。どういうことかわかりますか? 私もわかりません。ただ人差し指の人に連れて来られたので指令関係だと思います。正直めっちゃ怖いです。


     思い返すこと数時間前、普通に仕事を終えて帰宅途中のこと。なんか疲れ切った様子で数を数えてる人差し指の人がいて、怖いし近寄りたくないから足早に通り過ぎようとした。人差し指のことはよく分からないけど白いマントが長いから多分階級持ちなんじゃないかと思った。そうだとしたらなお危ないと思って小走りになったとき、いきなり腕をつかまれてびっくりした。サイドテールなんかしてるから女の子かと思ったんだけど、男性だったからさらに怖くて……。いや顔立ちそのものは柔和な感じというかぶっちゃけるとすごく童顔だったんだけど、掴む力はやけに強くて、妙に冷静な自分がこれは肉体強化施術だろうなんて分析してた。
    「ついてきてください」
     とだけ言われて、強い力で引っ張られた。言い返す余地なんてなかったし、背負った大剣の威圧感が大きくて逆らえなかった。ほぼ引きずるように連れていかれたから、新調したばかりの靴底が削れていく気がした。
     そうやって倒壊するほどではないけど、決して綺麗とも言えないくらいのボロアパートの一室に放りこまれた。ガチャン。鍵が閉まる大きな音がした。
    「ええーっと……、この部屋から出ないでくださいね」
    「え」
     後ろでに隠した携帯端末でせめて録音しておこうと思ったのに、引きずられたときに勝手にボタンが押されていたようでもう充電がなかった。しょうがないからそろそろと部屋を見回してみる。どう見てもひとり暮らし用の1Kの狭い部屋。もう季節外れだろう毛布と布団でぐちゃぐちゃのベッド。その上に散乱するアイロンをかけるという発想さえないようなシャツ。散らばる空き瓶と空き缶。置きっぱなしの服や鞄なんかで床の三分の一くらいが覆われている。脈絡なく置かれているウサギの着ぐるみは何なんだろう。申し訳程度にかけられた薄手のカーテンと薄明りの差し込む窓。
     カーテンに覆われてる窓は割れるかどうか検討も付かない。でも空き瓶なら叩き割れば武器になるはずだ。じりじりと移動しながら一番手前に落ちてる空き瓶にたどりつこうとする。
     次の瞬間、振り向いた彼が私の目の前に何かを突きつけた。認識するより先に短い悲鳴を上げる。剣だ。鈍く光る鋭い切っ先が突きつけられている。怖い。また妙に冷静な自分が、外にいたときの大剣とは違う。室内だから取り換えたのだろうかと推測する。そんなことより現状を打開する方法を考えてほしい。
    「あの、じっとしててください。本当にこの部屋いてもらわないと困るんですよ。お願いなので出て行ったりしないでください」
     申し訳なさそうな声でそう言いながらも、どこからか取り出したロープでぐるぐる巻きにされていく。このままじゃまずいことはわかってたんだけど目の前に突きつけられた刃物のせいで動けない。あっと言う間に後ろ手に縛られて、ベットの足にその端を結びつけられた。歩き回るには十分な長さは残されてるのは、ここで生活させるためみたいだ。洗面所とかトイレの場所を説明されたからそういうことなのだと思う。
     普通にとても困るのだけど、反論しようかしたら危ないか迷って困っているうちに、彼は寝てしまった。シャワーも浴びてないし、着替えてもいないから正直引いた。
     いきなり監禁された部屋で眠りたくなくて数時間ほど眠気に抗っていたけど、仕事の疲れが溜まっていたのもあり結局は眠ってしまった。


     とりあえず私のことはいないもの扱いすることにしたらしい。


     部屋から出してもらえずに、まず困ったことはお腹が空いたということだ。この部屋には驚くほど食料がない。調理器具もない。冷蔵庫開けたら入っていたのは沢山の缶ビールと安物のワインが一本、中身が半分ほどになった牛乳パックと賞味期限切れのハム、そしてなぜか33個ものレモン。わけがわからない。食料を探しているうちに彼の名前を知ったけど、正直それよりもご飯が食べたいです……。
     彼ことヤンは帰ってきても、私がいることを確認するとそのまま倒れるように寝て、またどこかに出かけるだけだからほんとうに困った。数日は戸棚に入っていたこれまた賞味期限切れの菓子パンでつないでいたけど、もう限界だ。絶えず鳴いていたお腹はもう鳴く気力もないらしい。
     水道水と、ちょっぴりの牛乳で空腹を誤魔化しながらヤンの帰りを待つ。他の何をする気力も体力もない。出してくれないのはもういい。今日こそはなんでもいいから食べ物を用意してくれと言うんだと心に決めた。
     ガチャ。一日に二回だけ聞ける部屋の外と繋がる音。
     無視されないように入口を通せんぼする形で彼を待つ。何されるか分からない恐怖と、もうどうにでもなれというようなやけくそさと、何より空腹で板挟みになっていた。
     何かの主義なのか目を閉じっぱなしのヤンがぶつかる前に思い切って声を上げた。
    「ヤンさん! あのっ、貴方のついでで構わないので、食べ物をください! もう限界なんです。お願いします……」
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    phena_ria

    DOODLEこれDVというか監禁とネグレストだし、セルフネグレクトの延長線という感じだから何だこれ?
    いつか続き書きたい。ちゃんと暴力を振るわせたいです(なにこれ)
    中途半端なところで終わります。
    なんでも許せる人のみどうぞ
    DVされる伝令夢(途中) 拝啓 お父さんお母さん
     私は今、監禁されています。どういうことかわかりますか? 私もわかりません。ただ人差し指の人に連れて来られたので指令関係だと思います。正直めっちゃ怖いです。


     思い返すこと数時間前、普通に仕事を終えて帰宅途中のこと。なんか疲れ切った様子で数を数えてる人差し指の人がいて、怖いし近寄りたくないから足早に通り過ぎようとした。人差し指のことはよく分からないけど白いマントが長いから多分階級持ちなんじゃないかと思った。そうだとしたらなお危ないと思って小走りになったとき、いきなり腕をつかまれてびっくりした。サイドテールなんかしてるから女の子かと思ったんだけど、男性だったからさらに怖くて……。いや顔立ちそのものは柔和な感じというかぶっちゃけるとすごく童顔だったんだけど、掴む力はやけに強くて、妙に冷静な自分がこれは肉体強化施術だろうなんて分析してた。
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