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    motarou714

    @motarou714

    メディア埋めちゃいそうなのとか、R物を置いてます。うちよそもあります〜!

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    motarou714

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    🎋の背景

    大人達子供・🎋
    性別・女
    利用価値・なし
    他者に対して・友好的だが、他者に優しくするたびにストレスを感じている様子

    とある、一般的な一家に願いを叶える女神のような少女が生まれたのだという…その噂は人を呼び込み願いを叶えてもらうため欲深き者達が彼女の家に行列をなす。私もその人物をこの目で見るために、その行列に並んだ

    「はじめまして…では…願いを……」

    とても可憐な少女は七夕の織姫のよう…
    優しい笑顔と可愛らしい声で話しかけてきた
    私は彼女に会う為に来たので願いを考えていなかった。私は、

    「貴女が幸せになれますように」

    そう一言伝え、私は出ていった。




    ………

    帰り道、気配を感じすぐに誰かに付けられていると気づいた。だか、目線を向ける前に隠れてしまい私よりも予測するのが早い…戦闘になれば長引くだろうと、施設に向かわず相手が出てくるまで立ち止まった。すると草陰からあの少女が現れ、泣きそうになりながら私に抱きついた

    「私は、幸せになりたいです…お願いします…どうか…お願いします……」

    繰り返される少女の言葉と溢れる涙…突然のことで私には分からなかったが優しく抱きしめると少し落ち着いたようで、ゆっくりと口を開いた。

    少女は特別な力などはなく、とても察しのいい子だった…初めは、相手が何をしてほしいのか何を考えているのかを当て、助言を与えるだけの物だったが、噂が広がり女神のように讃えられ、親特有の愛情故の過剰な教育も、彼女にとって精神的負荷になり耐えられなかったのだと言う
    私の一言で家出してしまった少女は、

    「帰りたくない」
    「帰りたくない」
    「帰りたくない」
    「帰りたくない」
    「帰りたくない」

    …と、"願い"を一方的に押しつけてくる
    この不快感を少女はずっと背負ってきたのだろう…相当のストレスで人格が壊れかけていた
    私はさらなる開花の為にと親御さんに後日嘘の説明をし、施設へと連れてきた



    《現在》

    親元を離れ簡単なアルバイトをしながら自由に生活しており、様々なファッションや流行に手を出している。その姿はとても生き生きしていて、当時の彼女が想像出来ないほどに、楽しそう…

    しかし、大人になり私の考えも把握出来るようになってしまっている。おそらくほとんど見透かされているが、それでも彼女は私から離れようとしない、それどころか昔よりもくっついたり手伝いを進んでするようになった…

    本人が言うには当時私が願った言葉
    「貴女が幸せになれますように」の、"幸せ"が私の側に居続ける事なのだという。良い思い出なのか、凄く嬉しそうに何度もこの話をしてくれる

    敵対すれば攻撃はすべて避けられ、まともに戦えもしなかっただろうが彼女は完全に私の味方になった
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