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    Hatsuga_reo

    @Hatsuga_reo

    @Hatsuga_reo
    絵を描きます。動画絵とか進捗とからくがきとかなんかまとめたのとか放り込んだりします。
    ジャンル:マギ/twst
    ノーマルも腐向けも(個性強め)夢絵も描くので気をつけてください。雑多雑食。

    なにかありましたらお題箱【https://odaibako.net/u/Hatsuga_reo】まで

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    Hatsuga_reo

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    過去(多分5〜6年前??もっと前かも)ツイッタで上げてたお題系140字SSまとめ
    シンジャ3本とカシアリとジュダ龍
    文体変わってないわ。

    ##マギ

    〈シンジャ〉
    「目を閉じれば」
    また仕事を放り出して脱走しやがった。何度言ってもきかない。あれはもう病気だ。マスルールを使って探そうかと思ったが彼も見つからない。執務室の窓から外を睨む。この眼前に広がる貴方が作った楽園の何処かに、貴方はいる。目を閉じれば、どこか宥めるような優しい風が頬を撫でた

    〈シンジャ〉
    「目を閉じれば2」
    「ジャーファル、怒ってるのはわかったからこっち来て」
    脱走したのが余程腹が立ったのか、ぷりぷりとジャーファルが怒ってる。ちょっと可愛いもんだから呼び寄せると、怒りながらも近寄ってくる。可愛い。
    「はい、目を閉じてー」
    言われた通りにした彼に、そっと唇を重ねた。

    〈シンジャ〉
    【最後は私と】
    華やかな謝肉祭もそろそろお開きの時間。慌ただしく片付けを手伝っていたジャーファルは、急に誰かに腰を攫われた。漂う酒気からそこらへんの酔っ払いだと思い、振り返る。篝火に照らされた鮮やかな金の瞳と、目が合った。唇が、耳元へ近づく。
    「宴の最後は私と、どうかな?」



    〈カシアリ〉
    「君の側」
    俺は死んでから、ずっとあいつを見ていた。別に心配してるわけじゃねぇけど。ガキだった頃も霧の団やってた頃も、自分そっちのけでいろんな奴を助けようとするバカだったから、今の何もない俺はこのバカを助けようと思う。ろくでもなかった俺からのちょっとした友達孝行みたいなもんだろ。



    〈ジュダ龍〉
    【恋して愛して、憎んでる】
    「お前、俺のこと嫌いだろ」
    「……何を今更」
    「だよな」
    「…嫌いの反対は何か知っていますか?」
    「好き、なんじゃねーの?」
    「いいえ」
    好きも嫌いも興味があるから芽生える感情なのだから。
    「俺は貴方の事、憎んでますよ」
    ずっと、わからなければいい。
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    recommended works

    nnym_blackstar

    REHABILIR/E/D見てて思いついた、敵対するスパイ同士の恋的なやつをジェイドで。
    書きたいとこだけ書いてみたけど、ほんとにこういうのがっつり読んでみたい。
    「ごめんね、ジェイド」
    綺麗な笑顔だった。
    次の瞬間走った痛みに咄嗟に視線を下げて、自分の胸に突き立てられた銀色を見つけなければ。
    それを握っていたのが、彼女の嫋やかな手でなければ。
    きっと、惹かれてやまなかった美しい表情だったのに。

    わかっていたのだ、いつかこういう日が来ることは。
    自分も、彼女も、掌の上で他者の命を弄ぶ存在で。
    その対象がいつお互いになるともしれないと承知の上で、それでも触れずにはいられなかったのだから。
    よろり、と一歩下がる。
    胸に深く突き立ったナイフをよく見れば、鈍く輝く銀にうっすらと紫色がまとわりついていた。
    ――毒、か。
    さすが、用意周到なことだ。
    単に胸を刺しただけでは飽き足らず、確実に命を奪うよう念を入れているとは。
    じわりと胸に沁みだした液体はそのままに、顔を上げる。
    ほんの数秒前まで、離れたくないとばかりに強く自分の首に腕を絡めて、想いの深さを刻むように蕩けた瞳で唇を重ねていた彼女は、今やその顔から一切の表情を消してこちらを見つめていた。
    ――嗚呼。
    視界が滲む。
    身体の末端から徐々に力が入らなくなって、更によろけた身体は欄干にぶつかった。
    背後に 1909