WILDのような世界観映画は人間が狼側に合わせる流れだったけど、これは実弥が玄弥に合わせる流れがいい。
現代学生の玄弥、ひとりっ子でひとり暮らし。両親は健在で普通の家庭。裕福でも貧乏でもない。
玄弥が暮らすのは田舎とも都会とも言えない、どっちつかずのまあまあな街。道路も店もあるけど森みたいな自然もある。
そんな森のような敷地は、いつも玄弥がバイトから帰る道にある。
ある日、天気がいいからって歩きで帰ってたら、ふとその森の近くに真っ白い塊があるのに気付く玄弥。
なんだろう、って目を凝らしたらなんとビックリ、大きな狼ではないですか。玄弥は目が良さそう。
えっ?こんなトコに狼?つかここ日本だけど、野生の狼ってまだいるんだっけ…?
バイトでほどよく疲れた脳みそで考えてみるけど、まぁその狼が白くて白くて凛々しいもんで、考えはまとまらずに終わる。なんせ目がいいので。
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