ひょんなことから「天涅」姓になる薫くん薫くんのおばあちゃんが亡くなって親戚の人たちにお世話になる話になった時、たまたま話を聞いた耀司さんが「うちで預かりますよ」から始まる2人暮らしの話はみたいです
「養子縁組でもなんでも。それに薫も嫌みたいですし」
「……!」
「俺は」
「耀司さんは誠実で、嘘をつかないから。何度も助けられました。……その恩を返したいと心の底から思える人です。」
「耀司さんが承諾してくれるなら、喜んで提案を受けますよ」
「……だそうですが」
「……好きにしいや」
「有難うございます」
「…あの」
「ん?」
「よかったんですか、あんな申し出をして…迷惑、じゃ」
「些細なことだよ」
「薫、もしあの人たちについて行ったとして、幸福な時間を過ごせるか?」
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