白石部長の感想テニスの白石部長が届いたよ。いいね、これは。

最初はやっぱり、既存の話で1280円は高いなと思ったんですけど。先生のいいコメントがあるかもしれないし。あとはやっぱり、普段「あの話読みたいな。この巻だっけ？それともこの巻？」ってなるので、白石部長の出番をまとめてくれるのは助かる。めちゃくちゃ便利。それにやっぱり、本棚に白石部長があったら嬉しい。という訳で購入。

表紙は事前情報通り、キラキラ☆のpp加工で華やか。そして何より本文用紙がいいね。ページ数の割りに軽いし、柔らかくてページも開きやすい。それに少しくすんだ色なのが良くないですか？くすんでる方が目がちかちかしなくて、没入感上がるじゃないですか。何回でも読み返したくなる心地よさ、最高。
やっぱり本誌って、サイズが大きくて印刷が荒くて用紙もくすんでて、読んでて迫力があるじゃないですか。白石部長は、サイズもやや大きめで用紙もややくすんでて迫力があり、かつ印刷が綺麗で、本誌とコミックスのいいとこ取りって感じですね。コミックスも経年でくすみますけど、それが最初から味わえてとってもお得(？)。ただ劣化は早いかもしれない。なんか最初から紙がふにゃふにゃしてる。お部屋の湿気、手汗、全て吸うと思います。

いやー、でもやっぱり、紙の本の良さってのを感じますね。まじまじと見ちゃう。大きめサイズで見開きの迫力が増してますわ。全然関係ない話ですけど、今気付いたけど236話の「ノスケが自分のテニスを見つけるまでの間でええ」って言ってる種ヶ島の髪のとこに＞の形に白い網点トーンが貼られてるの、何これ？(分からない)

では、中身を読んでいきましょう。
待って、その頃の王子様まで収録されてるの？助かりすぎる。もうどの巻に入ってるか探さなくてもいい。あ、でもサメの話は入ってないのか。あの全国のイケメン嘔吐愛好家が大喜びしたというサメの話が…(嘔吐はしていない)。と思ったら船酔いのカットは年表のとこに収録されてた。ありがとう、ありがとう編集さん。俺達の気持ちを分かってくれて。
ていうか今気が付いたんですけど、幼少期イラストの白石が持ってるミニカーがカブリエルなんですか？じゃ、じゃあこの一冊で、カブリエル(ミニカー)とカブリエル(虫)とカブリエルの生まれ変わり(人間)が味わえるってことか…。とんでもない本だぜ、これは。

そして白石初登場回から収録してくれてるんですね。嬉しいですね、これは。私、眉毛の太いキャラが好きなので、初期の白石が大好きでして…、何で新テニで眉毛が細くなってしまったんだ…。でもこうして改めて見ると、嘆くほど細くもないな。もっと細い気がしていたわ。このように眉毛の太さを見比べるにも、非常に便利。
ていうか合間合間に白石のカットが挟まってるのめちゃくちゃ可愛い。このカットはどのシーンなのかクイズ大会やりたい。私は全然分からないので、バンバン解答してる人を見て「◯◯さんすごい」って言う役やりたい。

やっぱり初期の四天の悪役感いいですね。悪役が悪役を倒すスポーツ漫画、テニスの王子様。
いやぁ不二戦読み応えありますね。試合後の「ギリ…」まで入れてもろて。これがフランス戦に繋がっていく訳ですな。え、都合上、ゼウス種ヶ島戦フルで入ってるじゃん。え、決勝トーナメント戦も入ってるじゃん(何故かフランス戦までだと思い込んでいた)。めちゃくちゃ種ヶ島の出番あるじゃん。めちゃくちゃ種ヶ島の出番ある。えー、何でこんな…。友達にこれ貸したら、蔵種が覇権カプだって信じてくれるよ(貸す友達が居ない)。
やばい蔵種アツすぎる…。爆萌えじゃないですか…。何で種ヶ島先輩って、こんなに白石のことを気にかけてくれるんですか？何でこんなに熱い瞳で、白石のことを見詰めているんですか？分からない、分からないよ。
あぁ、私にお金さえあれば、全国の図書館に白石部長を寄贈するのに。私にお金さえあれば、全国のちびっ子に「テニスの王子様？よく知らないけど、白石部長が主役なんだよね？」と誤認させられるのに。己の無力さが憎い。
ていうか金ちゃんのラケットのくだりもあるじゃないですか…。託した─みたいな感じ出さないでくれます？まだまだ現役で頑張ってくれよ。テニスの白石部長〔完〕じゃないんだわ。終わるな！終わるなテニスの白石部長！来年も(高1になっても)部長やってくれ！

あと先生のコメントは、いい意味で他人に興味が無いってとこが良かったです。分かる。自分の世界を大事にしてるもんね。白石の繊細で図太いところが好きです。