お札で戦う同業者がちょっかいを出すやつメモ彼ら札を駆使して戦う怪異ハンター(札メンバー、札メンとする)は冥貨稼ぎが目的ですから、平和や正義なんて知ったことじゃないしそもそも般若が強すぎて隠れるしかできなかった。
ある日猫又ちゃんと話している暁人君を札メンの人達が偶然見つけて、あの夜は隠れていたから暁人君がゴーストワイヤーのメンバーだと知らずに勧誘するわけです。
「我々は微力である故に札や道具を駆使して渋谷の平和を守っている」と言われたら
能力がほぼ無くなっている暁人君はホイホイ誘いに乗ってしまうんですね。
それで彼らのアジトにまで付いていってしまい、そこで悪気なく自分たちの活動を話してしまう。札メンのリーダーはあの化け物達(KKと絵梨佳ちゃん)のスパイか!!と怒り出して暁人君はわけもわからず拘束されてしまうのです。
彼らは自分たちなりにKKの能力は呪術で施されたものらしい、と調べているので
暁人君にも何か施されているのかと調べようとするんですね、しかし暁人君と出会って速攻で絆されている他の札メンバーと揉める。
そうしている間に霊視で追跡してきたKKが襲撃するんです。
半裸にされ、肌に札をベタベタ貼られた暁人君を見つけてKKはブチ切れ
「今まで同業のよしみで見逃してやってきたが、今日で廃業だ」とエーテルをぶっぱなして格の違いを見せつけるわけです。
暁人君はKKに助けてもらったのは嬉しいのですが、自分で対処できなかった事や、足手まといの現状を思い知ってしょんぼり。
それに、彼らが協力していたら、あの夜を防げたかもしれない。
「あの日にケガや事故にあった人達が苦しい思いをしなくて済んだのに…」
そう言う暁人君にKKは
「だが、そうなるとオレたちは出会わなかっただろうな。コイツらにはあの野郎を倒せるほどの力はない。多少マシな状況になったとしても結局オレが戦って、どうなっていたか…」
暁人君は目の前のKKを確認するかのように頬に手を伸ばします。KKは目を閉じて頭を寄せて好きにさせます。
ちょっといい雰囲気になったところで麻里ちゃんがお兄ちゃん!と飛び込んできて甘い空気は消し飛ぶわけです。
札メンたちのアジトはめちゃめちゃになったので、仕返しを考える札メンリーダー。
暁人君と麻里ちゃんのお買い物を尾行しています。今度こそ暁人君を捕獲して人質とすれば、KKは大人しくなり能力の秘密を暴けるはず。
人間用の麻痺札を投げたところ、麻里ちゃんは後ろ向きのままそれを跳ね返しました。さらに札メンの手持ちの札が燃え出しました。人体発火になり大惨事と思いきや、現実の炎ではありませんでした。
幻の炎に焼かれながら、いつの間にかこちらを向いている麻里ちゃんの弧を描いた両目に恐怖を感じ、あの兄妹に手を出すのはやめようと札メン会議で決定するのでした。