あなたに愛を注がせて「今日も疲れましたぁ、そして寒かったですぅ」
その日のスケジュールを終えて自室へ帰って来た時、そこには見覚えのない光景があった。
「このこたつは、真白さんのものでしょうか、いつもお部屋の模様替えをするときには相談があるのに珍しいですねぇ」
外は雪も降り積もる冬のあらしで、その誘惑は冷え切った手足にはとても抗いがたいものでした。少しだけ、と思いスイッチをONにしてもぐりこんでみると、その温かさについうとうとと。
『うふふ、眠ってしまいましたねぇ、これは呪いのこたつですよぉ』
え、この声は私ですか、なんでしょう嫌な予感がするのに動けません。どうしましょう、もともと呪われているのにさらに呪いなんて、ダメです、これ以上はむりですぅぅぅ。
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