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    whs_katsu

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    POIPOI 81

    recommended works

    aa10lv

    TRAININGハッピーバレンタイン穂荒。とっくに付き合ってるタイプの穂荒。
    ほかりさんがだいぶお祭り野郎です。願望です。ボーダー隊員としてはストイックでありつつ日常はそれなりに高校生らしくキャッキャウフフ楽しんでほしい。
    +++

    「さて、バレンタインだな。今度の祭りは」
     任務が入って家での豆まきはできないのだと悔しがっていた節分当日。任務明けの夜食用にと買っておいた恵方巻きを、きっちり恵方を向き黙って丸かぶりで食べ終えると、満足げに口を拭いながら穂刈は荒船に向き直った。
     荒船も穂刈に倣って恵方巻きを食べたが、帰れば寝るだけだからとハーフサイズを選んでいたため既に食べ終わって報告書をまとめていた。ちなみにほかのふたりは任務を終えるや否や巻き込まれまいと早々に帰っている。
     穂刈は祭りが好きだ。法被と御輿の伝統的な祭りはもちろん、いわゆる季節のイベントや祝い事も「祭り」の一種と捉え、乗れるだけ乗っかって楽しむタイプだ。それなりに濃くも長い付き合いになってきた荒船にもその習性は影響しており、イベントにあわせた映画を進んで持ち込んだりすることもある。忙しい日々だが楽しめることは多いほうがいい。
     が、それはそれとして。荒船はペンを止めると、苦い顔を穂刈に向ける。
    「まさかとは思うが、またチョコ買いに行くのか?」
    「見事なチョコの祭りだったなあれは。バレンタインというよりは」
    「俺はもう付き合わねーからな。 2187

    hanegu

    PROGRESSワートリの村来。村→←(無自覚)来で、お酒で酔っ払って(村上先輩20歳設定)チューしちゃったけど鋼さんだけ覚えてなくて、そこからお互いに好きな人がいるいないの話になって「練習」と称してチューし合うようになってさあ大変みたいな話の予定。
    まだ序盤なんだぜ。ここから増やしていく予定。
    12/3加筆
    お酒に失敗した話「好きです」
     そう、蕩けそうなほどの微笑みで、鋼がぼくに告げた。
     でも、
    (それは、別な誰かに向けて言っているんだろう?)




    「村上先輩、好きな人がいるらしいよ」
     本部のラウンジにて、雑談をするC級隊員からそんな声が聞こえてきて、たまたま近くに座っていたぼくは思わず聞き耳を立ててしまった。
     話している子も鋼本人に聞いたのではなく、人伝いにそれを聞いたらしかった。
    (ぼく、知らない……)
     鈴鳴でそういう話自体をしないこともあるが、鋼とはそれなりに仲良くなっていると自負してたがゆえに、軽くショックだった。
     いや、鋼に好きな人がいることは喜ばしいことだ。ただ、自分にそういうことを内緒にされてたのがショックというか、いや、なんでもかんでも話す訳でもないから内緒のひとつやふたつあってもおかしくないのだけれど、やはり、どこかで鋼はぼくに対しては内緒なんてしない子だと思ってたから。
    15125

    uncimorimori12

    DONEみずいこ
    さとぴ誕生日おめでと〜
    このネタ皆やってるけど俺は書いてないから書くぞ
    天国にいちばん近いところ 君はなぜ冬という季節がクソ寒いのかを知っているだろうか。
     日照時間が短いから? 地球が公転してるから? 北半球の宿命? いいやいいや、全部不正解。よくもまあゴミのような解答が出揃った。正解は『愛しい恋人が隣にいない寂しさを北風が刺すから』だ。
     勿体ぶった癖になんだそのポエミーでセンチメンタルな答えはと批判する者もいるだろう。馬鹿らしいと鼻で笑う者も。それらの人間の反応を俺は否定しない。実際、ほんの数年前までならば自分も同じ様にアホらしいと呆れ、鼻で笑い、無駄な時間を使ったと出題者に三行半を突きつけさっさとその場を立ち去ったことであろう。しかしまあ、人間とは常に出会いという名の矯正装置により価値観の変容を迫られ化学反応を起こし、昨日の自分とは全く意見が合わなくなることなんてザラに発生する悲しき生き物である。よって、どちらかと言えば他人の悲壮感たっぷりのlemonだかなんだかを笑う側の人間だった俺は、気が付けば今年の冬は隣に騒がしくて忙しなく愛しい恋人がいない事実に打ちひしがれ一人のアパートで萎びる情けない男に作り変えられてしまったのだ。全く、夢ならばどれほど良かったことだろう。
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