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    628esdn

    ガチのらくがきや下書きなど

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    628esdn

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    すご過ぎワロタ

    AIが書いたタカウメ小説220220 「うめが俺のもんになった」 と、思ったーーー。

    その日は昼前から小雨が降り出して、大気は薄ら寒かった。外で遊ぶわけにも行かないから、家に到着した梅崎を部屋に案内して、それからずっと籠もりきり。新作のグッズがどうだとか、ひとしきりサンリオトークに花を咲かせたあと、梅崎がふいに「疲れた」と、隣りに座っていた自分の肩に頭を寄せた。
    「……眠かと?」
    訊ねれば、「んー……」と気のない返事が返ってくる。そのまま横顔を覗くと、目の下にはうっすらクマができていた。
    「今日、朝早かったもんなあ」
    「うん……」こてん、と梅崎の頭が膝の上に落ちた。おでこの辺りをそっと撫ぜると、気持ちよさそうに目を細める。
    (……猫みたい)
    そんなことを思いながら見つめていると、次第に呼吸が深くなって、梅崎の目蓋が落ちていった。規則正しい寝息を聞きながら、なんとはなしに部屋を見回す。ベッドサイドに飾ったマイスウィートピアノのぬいぐるみと目が合った気がして、気まずいような気がした。
    窓の外では、いつの間にか雨脚が強くなっているようだった。ざあざあと屋根を打つ音が、静かな室内にまで響いている。……。
    膝の上で眠る梅崎の髪が、さらりと頬に触れた。誘われるように手を伸ばして、指先で毛先を摘む。
    (……綺麗な色)
    それはまるで、春の野に咲く菜の花のように、柔らかな金色をしていた。
    『うめくんって男らしかばってん、よく見ると可愛いよねえ!目とか!』
    ふいに蘇った妹の声に、ぎくりとして手を止めた。…あれは確か、梅崎が家に遊びに来るようになってニ、三度目の頃だ。その時は、何を言ってるんだと笑い飛ばした。うめは男だし、男の中でも怖い顔しとる部類ばい、と。だが、妹には冗談でもなんでもないらしく、本気で言っているのだとわかった。そして自分もあの時本当は、妹の言葉を否定できなかったのだ。
    だって、確かにうめは可愛い。いつも無愛想なくせに、時折見せる笑顔なんて、本当に梅の花が咲いたように、やさしくやわらかいのだ。それを、自分だけが知っていると思うだけで胸が高鳴った。
    隣り合って眠った夜、猫のように少し背を丸めて眠る姿。寝間着から覗く白い首筋。静かに寝息を立てる小さな唇。
    「…………」
    ……俺は今、何を考えていた?……梅崎の無防備な姿を目の当たりにすると、腹の底が疼くようで落ち着かない。この感情を、直視しないようにしてきた。
    目の前で眠る梅崎の顔を見る。……なぜだろう、なんだか今はひどく喉が渇いていた。
    薄く開いた唇に誘われるように、そっと親指を押し付ける。ぷちゅ、と湿った音を立てて沈み込んだそれが、なぜかとても美味そうなものに思えてならなかった。……口の中に溜まった唾を飲み下す。心臓がどくどくと煩くて、頭の中がぐるぐる回って何も考えられない。……ただひとつわかることは、自分はきっと間違っているということだけだ。……ああ、そういえば。
    昔、父が言っていたことがある。男はな、欲しかもんば手に入れるためなら、手段なんぞ選んでおれん生き物たい。
    (……とーちゃん、俺やっぱりわからん)
    この感情は、果たして悪いものなのか良いものなのか。わからないまま、衝動に任せて親指に力を込める。梅崎の歯列を割って、奥へ潜り込ませた人差し指が、舌の上に乗った瞬間ーーー
    「っ!!」
    ……我に返った時にはもう遅かった。慌てて引き抜いた手に、とろりと唾液がまとわりつく。
    「ごめっ、うめ!」
    咄嵯に出た言葉に返事はない。見れば、梅崎はまだ眠り続けているようだった。安堵すると同時に、罪悪感が込み上げる。
    「……最低たい」
    自分で自分のことがわからなくなった。どうしてこんなことをしてしまったのだろうか。
    「……ん……」
    吐き捨てるような呟きに応えるように、膝の上の身体が小さく身動いだ。ぱちりと瞬く長いまつげの奥で、深紅の瞳がゆっくりとこちらを見上げてくる。
    「……あ」
    思わず声が出た。……今の今まで見ていた夢の中の光景と、目の前の現実とが重なる。
    「……ん?」
    数秒の沈黙の後、怪しげなものを見定めるように細められた視線。それから不意に、その目がカッと見開かれた。
    「っ、おまっ、なにしとん!?」
    「っ、あ、いやこれは、」
    慌てるあまり、言い訳の言葉すら思い浮かばなかった。膝の上で跳ね起きた梅崎が、ベッドの上に飛び上がって距離を取る。
    「……」
    梅崎の目は真っ赤になって、じっとりと濡れていた。信じられないものを見たという表情で、震える手が口元を押さえている。
    「……うそやろ」
    ぽつりと零れた一言が胸に刺さった。……当たり前だ。こんな状況で、誤魔化せるはずもない。謝るべきだと思うのに、何を言えばいいのかもわからない。
    「うああ、その……わ、わるかった!」
    どうにかそれだけ言うと、梅崎がベッドの上で後ずさりした。じり、と詰め寄れば同じように後退されて、気付けば背中が壁に当たっていた。逃げ場を失った梅崎が、怯えたような目を向ける。……そんな顔をさせたくないと思った。
    「……なぁ、聞いてくれんね。俺はお前のこと、傷付けたかと思って……」
    「……」
    「だけん、なんつーか……」
    うまい言葉が見つからない。焦るほどに頭が働かなくなって、それでも何か言わなければと必死になった。
    「俺にとってうめは大事な奴で、だけん変なことするつもりなんかなくて、それで、えっと、つまり、……その、……キスとか、そーゆー意味で好きってわけじゃ、なか……と思う、ばってん、うめはどう思うと?俺のこと、嫌いになるよな、そりゃ……。男同士やし、気持ち悪かもんな、うん、ほんとんこつば言ってくれて構わんばい。そん代わり、うめの嫌がることだけは絶対せんようにするけん……」
    ……だけん、嫌いにならんでくれ。そう続けようとした時だった。
    「別にっ…怒ってはねーちゃ」
    遮った声が少し震えていて、はっと顔を見上げた。
    「うめ…?」
    顔を隠すように垂れる金髪の隙間から、赤らんだ頬と耳が覗く。ふぇ、と素っ頓狂な声が出る。
    「うめ、顔の赤か…」
    「っ、見んな!誰のせいでこうなったと思っとんかちゃ!!」
    梅崎が叫んだ。いつもの悪態のようで、だけど、瞳はゆらいで、力がない。
    「お前が悪いんやろ……あんなこと、いきなりしてきよるけ……」
    「……いや、だけん、それについてはほんなこつ申し訳ないと……」
    「……うぅ〜〜」
    梅崎が頭を抱えて小さく丸まる。何事かぶつぶつ呟いているが聞き取れない。
    「……なん?」
    「なんでもねーちゃ!!」
    耳を寄せて尋ねると、梅崎が真っ赤になって叫んだ。
    「もう知らん!!」
    「あっ」
    脇をすり抜け、梅崎は脱兎の如く逃げ出した。下の階から、部屋で鉢合わせたらしい母と梅崎の挨拶と会話が聞こえる。
    追いかけるのも違うと思って、大きく息を吐き出した。…これでよかったのだろうか。胸の中で燻るものの正体がわからない。
    「つかれた…」
    今度は自分が、あの肩に頭を寄せて眠りたい気分だった。

    2.
    『来週末、空いとう?』
    唐突な誘いに面食らいながらも、こくりと首肯する。スマホの向こう側で、梅崎が小さく笑った気配がした。
    「なんば笑いよると?!」
    「いや?別に?」
    小馬鹿にしたような口調にむむっと眉根が寄る。
    「ちゃんと起きれるように目覚ましかけとくけん、心配いらん」
    「そっちの心配じゃないけん!」
    電話口に向かって吠えると、またもくつくつと笑う声が聞こえてきた。相変わらず人をおちょくるのが好きなのだ。こいつは。
    「……で、なんの用や」
    「あー、そうやった」
    本題を思い出したのか、梅崎が改まった声で言った。
    「来週末、うち来ん?」
    ……今なんて?
    「うち……って、うめん家?」
    「他にどこがあるんよ」
    「……」
    緒方の脳裏に先日の事件がよぎる。
    「おい、聞きよう?」
    黙り込んだこちらに不審そうな声を出す梅崎。
    「……行く!」
    「そっか。じゃ昼頃に俺んちまで」
    「おう」
    通話が切れる。…一体どういう風の吹き回しだろう。思い出すのは先週のやりとりだ。梅崎が部屋を出ていってから、夕飯を食べる頃には緊張感はなくなっていた。気まずいわけじゃない。ただ、強いていうなら自分が梅崎を意識している。
    (……まぁ、よかよか!)
    考えるだけ無駄だ。そう結論付けて、ベッドの上に放っていたスクールバッグを手に取った。

    翌日、予定通り彼の家まで向かった。
    「いらっしゃい。いつもどーり、なんもお構いできんけど」
    玄関を開けて迎え入れると、梅崎は早々に踵を返して家の奥に歩いていく。やっぱ、うめも緊張しとっとかもしれん…靴を脱いぎながら緒方は思った。梅崎の部屋は二階にある。階段を上がって、廊下を真っ直ぐ行った突き当たりだ。半開きのドアを開けて入ると、窓際で梅崎が振り返って手招きをした。
    「よっし、ここ座りぃ」
    ぽんと叩いたのは勉強机の横に置かれた椅子だ。促されるまま腰掛けると、梅崎は満足げに微笑んだ。
    「さーて、なんの話するかね」
    「は?なんかあるけん呼んだとだろ?」
    「そうやったっけ?」
    惚けたように首を傾げる梅崎に、エエーッ?!とビックリマークが飛び出した。
    「うめー?!」
    「冗談ちゃ」
    けらりと笑ってから、梅崎の顔つきが変わる。
    「実は、話したいことがあるっちゃ。大事な話が。真面目な話しようと思ったら、二人きりの方がいいやろ?」
    「……確かに」
    「今日は、親もおらんしな」
    「おー…なんばい?」
    思わず身構える。そんな自分を落ち着かせるように、梅崎はゆっくりと息を吐いて、吸った。
    「……俺は、タカのことを好いとう」
    「……はぇ?」
    変な声が出た。今、なんて?
    「やけ、好きやって言っとーやん」
    「誰が?」
    「俺が」
    「誰んこつば?」
    「タカを」
    「……」
    は?!!!!!??????
    「なん……な、な……」
    何を言い出すかと思えば……!!!!!!!!!!!
    「うめ、正気か?!」
    「正気や」
    「な、なんで?!」
    「いやだって、俺もタカのこと好きやけ」
    「え、」
    「そーゆー意味で。やけ、付き合わん?」
    「はぁー?!??」
    「いかん?」
    梅崎が、自分の目をじっと見つめてくる。
    「い、いや、でもお前、男……」
    「そんくらいわかっとう。こないだんことさ…俺も最初はびっくりしたけど。でも、ちゃんと考えた。俺はタカと、キスできっかなって。…まあ、できるやろうなって」
    「キッ……!!」
    「あ、照れよう?」
    「うるせー!!!」
    「ははっ、かわいー」
    梅崎が嬉しげに笑った。
    「で、返事は?」
    「へ、ん、じ……は、」
    頭が真っ白になる。心臓がばくばく鳴っている。
    「そ、そんなの、すきにきまっとるだろうが!」
    「うん」
    「うめ!!俺の方が!ずっと!お前のこと好きだけん!!!」
    「…うん」
    優しい声が降ってくる。
    「俺の方がっ、ずっと…うめにキスしたいと思っとったけん…!!!」
    「……ほんと?」
    梅崎が、少し驚いたような顔で訊ねた。その目を見据えたまま、こくりと首肯する。
    「じゃあ、今してみる?」
    「……いま?」
    突然の提案に戸惑う。
    「……よ、よかと?」
    「うん。してもいいっち言いよるのは、俺の方やし」
    「……っ、」
    梅崎の頬に手を添えて引き寄せると、そっと唇を合わせた。柔らかくて、温かい。鼻先にふわりと梅崎の匂いが香ってくらりとした。ちゅ、という音を立てて離れれば、至近距離で視線がぶつかる。
    「……もう一回」
    梅崎の言葉に、再び口付ける。今度は、もう少し長く。何度も啄ばむようにして、それから角度を変えて深くなる。互いの舌先が触れて絡み合った。
    (うめと、チューしとる)
    そう思うだけで身体中が熱くなる。息を継ぐために一度離れて、また重ねて、呼吸も忘れて貪るように求めあった。やがて、どちらともなく顔を離す。
    「……っは、…は…」
    目線の少し下で梅崎が荒い呼吸を繰り返した。その背に回した腕を、離してやろうと思ったのに、もう言うことを聞かなかった。
    「うめ、もういっかい」
    「……っ」
    うるんだ瞳を正面から捉えると、二の句を継がせる前に唇に噛み付いた。梅崎の腕が背中に回る。それに応えるように、緒方も梅崎を強く抱きしめた。

    3.
    この男はきっと、俺にとって特別な人になる。梅崎に出会った時、確かにそう感じていた。梅崎は大切な唯一のダチであり相棒であり、先日ついに、そこに新たな肩書が加わった。
    (恋人…)
    どくん、と胸が鳴る。やわらい唇の感触。少し苦しそうに胸元をくすぐる吐息。髪や背を愛撫するたび、小さく漏れる声。何もかも初めて知るもので、すべてが新鮮だった。こんなにも誰かを欲しいと思ったことはない。
    当の梅崎は、今日は緒方の家に来て、ベッドに腰掛けて何やら音楽を聴いている。バイトの都合で先週は会えず、あのキスから2週間ぶりだった。
    「うめ」
    「ん?」
    「またキス、していい?」
    「あー…今はダメや」
    梅崎が苦笑いを浮かべた。
    「先輩の新曲聴きはじめちまった」
    「ブーーー!」
    「もう一回リピートしたら終わるけ、ちょっと待ち」
    「……わかった」
    梅崎の隣に座って、その横顔を眺める。長い指が、ヘッドホンの端を押さえている。耳にかけた髪をさらりと揺らして、梅崎がこちらを見た。
    「なん」
    「別に」
    「……ぷふッ…わかったちゃ!」
    梅崎が困ったような顔で吹き出して、イヤホンを引き抜いた。そのままおもむろに手が伸びる。
    「!」
    わしゃっ。前髪のあたりを撫でられる。
    「な、何……」
    「いや、タカがなんか犬みたいやったけん」
    「いぬぅ?!失礼な!!」
    抗議すると梅崎は楽しげに笑って、わりーと言いながら手を止めた。肩を引き寄せられ、頭を抱き込まれる。
    「うめぇ?」
    「んー…タカはいい匂いがする。太陽みたいな匂いやね」
    「そうか?」
    「うん」
    「……っ」
    梅崎の胸に顔を押し付けられて、心臓の音が聞こえてくる。とくとくと鳴るその鼓動に、どうしようもなく安心した。梅崎の背に腕を回す。しばらく黙って抱き合っていると、梅崎の手が後頭部に添えられたまま、そっと下ろされた。
    「えっちなこと、してみるか?」
    「ふぁっ!?」
    耳元で囁かれて、思わずびくりとする。顔を上げると梅崎がいたずらっぽく笑っていた。
    「っおめえ……!き、急に変なこと言い出すなや!」
    「ふーん、タカはその気、ないん?」
    梅崎の顔はいつも通りに見えるけれど、少しだけ緊張しているのかもしれない。
    「……そりゃ……したい」
    発してから、自分の声音が低くなっていることに気づいた。
    「じゃあ、しよう…タカ」
    まるで自分に言い聞かせるようだった。梅崎は立ち上がり、緒方もそれに倣って立ち上がる。ベッドまで移動すると、梅崎が仰向けに寝転んで手招きをした。誘われるままに、その隣に身を滑り込ませ
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