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    tarou_osmt

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    SkydiveR_ay

    DONEふわふわしたせそです
    約束する話
    0.12% 深夜の三時半過ぎに目がさめてしまって、うまく眠れなくて、布団でごろごろ転がっていたところを、彼に見つかった。眠れないなら、起きていればいい。ただ何もしないのも退屈だから、ドライブにでも行こうか。じゃあ、海に行こう。そんなおかしな理由で、彼はさっさと車の鍵を掴んで、気づけば玄関で待っていたのだった。自分は何も準備もしていなかったのに、白いシャツに薄手のカーディガンを羽織って、充電がいっぱいの携帯と中身のすくない財布だけを持つと、準備ができたことになってしまった。肯定とみなした彼は扉を開けて、夜の世界に足を踏みいれる。滲んで濁った空、低い月がかすんで見える空は、息がしやすいように思えた。
     赤いオープンカーは、夜の中では色がよくわからない。車のライトに照らされればわかるけれど、街灯の隙間に一瞬だけ映る影の中では、その色をとらえることができない。駐車場のライトから抜け出したその一瞬の暗闇で、昼にすればよかった、なんてすこし後悔した。でも彼が行こうと言うのだから、それに従うほかなかった。このまま朝まで眠らずに待っていたって、彼の言うとおり退屈なのだ。どうせ明日の予定もないから、布団の上でごろごろ転がるだけの時間をくりかえすだろう。
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