【二次創作】夏祭りで花火を見る話（春クリ）中学校の帰り道、クリスはとあるポスターを見つけた。隣を歩く春の袖を引く。

「春さん、夏祭りですって」
「ああ、もうそんな時期なんですね」

世間が夏休みに入った頃、毎年夏祭りが開催される。もちろん近所の神社でも、境内で夏祭りを催している。

「今年は浴衣を着て、遊びに行きませんか？」

クリスは満面の笑みを浮かべる。だが、春は困った様子で笑う。

「ええと、私はそういうのはあんまり……」
「そうですか……」

クリスは、見るからにしょんぼりと肩を落とす。

「あ、いや、別に嫌ってわけじゃないんですよ？　ただ、男の浴衣は目立つだろうな、なんて……」
「そうでしょうか、とってもかっこいいと思います！」

クリスは思わずずいっと詰め寄るがハッとして「あ、でも……春さんの楽しめる服装が一番ですね」と距離を離す。

【离达】慕我圣心恶人因奸恶而劬劳。所怀的是毒害，所生的是虚假。


00


［求你宽恕我们的罪过，如同我们宽恕别人一样。］

“长官，仆人大人那边传来新的线报。”

［不要让我们陷于诱惑，］

“那个潜伏于愚人众的他国间谍名为——”

［但救我们免于凶恶。］

“【摩拉克斯】。”


01


神父的窗台上种着一小片蒺藜，现在是五月，蒺藜的花期快要过了，只剩下几朵半死不活的黄色小花还坚挺着在阳光下盛放，剩下的便是几粒刺球一般的绿色果实错落在针状的叶子上。

窗台旁边有一台老旧的唱片机，黝黑的唱片一圈一圈转着，达达利亚把唱针放下去，金色的喇叭花里立刻传出诗唱班的幼童们天真无邪的歌声：

【信徒齐来欢迎弥赛亚来临，当年今日夜主降人世界。

起来崇拜我主大爱极奇妙，救主耶稣诞生在马槽里。】