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    一般寄生蛍

    火ボタルでありおもり好きの蛍です。ワンク用

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    一般寄生蛍

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    怪文書。これだけ投げて寝る

    星華「ここは…?0番…あー…なんか見たことあるな…異変見つけたら引き返すやつ」
    EMA「異変を見つけたら引き返す、異変がなければ進むってすれば脱出できるやつだろ?」
    星華「そうそれ」
    汐梨「あれ…ここ…は?っ!な…なんで…異能警察の人たちどころかあんたまでいるのよEMA…!」
    EMA「俺が知りたいが?」
    依織「今は争う時ではないと思いますが…」
    星華「そうだよキミ、今争ってもしょうがないよ。ここで時間潰してたらどうなるかもわかんないし」
    汐梨「それはそう…だけど…」
    依織「では、行きましょうか。異変を見つけるくらいなら簡単ですよ」
    EMA「俺たちならすぐクリアできるな、こんなの」
    星華「…早速ポスターがおかしいね…どう見てもこっちを見てる」
    汐梨「気のせい…じゃないな、これは…」
    EMA「じゃあさっさと引き返そうぜ」
    ──
    星華「…やっぱりあれは異変であってたみたい」
    依織「ではこのまま異変を確認しながら進んでいきましょう」
    EMA「こいつらに任せるだけでRTAくらい早く終わりそうだな」
    汐梨「こんなところさっさと出たいし早い分にはいいけどさ…」
    EMA「…そうか、汐梨からしたら嫌いなやつしかいないもんな?ここ」
    汐梨「嫌いなやつ筆頭がよく言うよねほんと」
    星華「言い合いもそこくらいにして、アンタたちも異変あるか確認するの手伝ってよ」
    汐梨「…特になんにもおかしいところはないように見えるな」
    EMA「俺から見ても特に変な生体反応とか出てないぞ」
    星華「…見つからないね、じゃあこのまま進もうか」
    ──
    汐梨「合ってたんだ…」
    星華「じゃああれがデフォルトってことだよね」
    EMA「…全然喋んないじゃん、依織」
    依織「あなたたちがうるさいだけですよ」
    EMA「…そうか」
    汐梨「ね、ねえ…壁と同じ色でよくわかんないんだけど…なんかいる…よね?」
    EMA「あーなんかいるなー、汐梨確かめにいくか?」
    汐梨「いくわけないでしょ!?」
    星華「…早いね、汐梨…だっけ」
    汐梨「う…うん、あたしは汐梨…そっちは星華…だよね」
    星華「うん、ワタシは星華。覚えてはくれてたんだね?」
    汐梨「…まあ、敵対してる所の人だし…」
    星華「でも、覚えてくれてるなんて嬉しいな」
    汐梨「思ってないでしょ…そんなこと…」
    星華「キミがそう思ったならそうかもしれないし…」
    汐梨「…もう早く脱出しよ!」
    EMA「…星華、あんまり汐梨を…」
    星華「…わかってるよ」
    依織「…では引き返しましょう」
    ──
    EMA「別にあの同化してたやつにちょっかいかけにいってもよかったんだけどな」
    汐梨「それしてたらほんとに怒ってたからね」
    星華「EMAも汐梨がいて嬉しいんだろうけどさ…」
    EMA「…は?嬉しい?んなわけ」
    星華「…素直じゃないな、キミも」
    EMA「……」
    依織「…異変は見当たりませんね、いきましょうか」
    ──
    汐梨「何回繰り返すの?これ」
    星華「この数字が8番になるまで」
    汐梨「でも順調だからすぐおわるかな…」
    EMA「なあお前ら、一つ言っておきたいことがあるんだが」
    星華「?」
    EMA「わかってはいると思うがこの通路に現れる人間はすべて幻惑なんだ、だからそれに囚われるなよ。現れたのが誰だろうとな」
    依織「…わかっていますとも」
    星華「ま、ワタシとEMAは特に待ち人みたいなのなんにもないから大丈夫かな。汐梨と依織はどうかわかんないけど」
    汐梨「……誰…だろうと…」
    ──
    星華「一気に進んだね」
    EMA「まああれだけなにもなければな」
    ??「……」
    EMA「誰かいるな…それじゃ異変か…あれ…あの姿…は…」
    汐梨「…え?…父さん?」
    大河?「…久しぶりだね、みんな」
    依織「…っ!」
    星華「どうしたの?依織、大河がいるなんておかしいでしょ?引き返そうよ」
    依織「いえ…異変…ということはわかっているんです…いるのですが…」
    星華「…最後にこれか」
    EMA「汐梨ー?大河がもういないなんてお前はよーくわかってるだろ?」
    汐梨「いや、でも…」
    EMA「…めんどくさいことになったな」
    星華「大河がいなくなった元凶さんはなんとかできないわけ?」
    EMA「…なにかを傷付けることしか得意じゃないからな、俺は」
    星華「じゃあどうしようかな…2人を置いていくわけにもいかないし…」
    EMA「そんじゃ無理矢理引き返させるか、俺なら依織だろうといけるし」
    星華「強行突破じゃんそれ…」
    汐梨「ねえ、父さん…なんで生き返ろうとしなかったの?」
    大河?「それは…」
    EMA「おいあれ段々ダメっぽくなってくが」
    星華「依織はあんまり話そうとしてないけど2人とも本物って思い込み始めてるね…あれは」
    EMA「あーマジでめんどくさい…エマに頼れば逆効果だし…でも…本物の大河と思考パターンが同じだとしたら…」
    EMA「大河」
    大河?「どうしたんだ?EMA」
    EMA「お前さ、自分がなんなのかは分かってるんだろ?」
    大河?「オレはこの通路における異変でしかない、そんなことは分かっているよ」
    EMA「…お前がなんか言わないとこいつら引き返してくれなさそうでさ」
    大河?「…ああ、そこなら大丈夫。ただ少し依織とも話がしたいからそれまでは待っててくれないか?」
    EMA「…あんまり長くならないなら、お前が勝手に決めろ」
    星華「EMAはそういう手取ることにしたんだ…」
    EMA「…あいつも、ほんとの大河も自分が原因で一生迷い込ませようとはしないだろうからな」
    大河?「…EMA」
    EMA「話はおわったのか?」
    大河?「まあ、話したいと言ってたことは」
    EMA「じゃあ、こいつらから…」
    大河「オレは異変だ、偽物でしかない。だからオレにかまってても脱出が遅れるだけだぞ?…引き返しなさい」
    汐梨「……」
    依織「……そう、ですね…引き返しましょうか」
    星華「それじゃいくよ、2人とも。やっとか…」
    EMA「…エマのことは任された、安心しろ、お前の娘でもあるあいつを殺ささせはしないから」
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