星核ハンターの休日「本日、みんなを集めた理由は他でもない。今日は皆さんに……人狼ゲームをしてもらいます」
ちょうどいい円卓を星核ハンターの5人が囲みながら、主催者の星が意気揚々とデスゲームの前口上のように話しはじめた。それぞれ、半分が嬉しそうに、もう半分は呆れ気味に、思い思いの反応で楽しそうな主催者である星に注目していた。
銀狼は深い溜め息を吐いて、星を半目で見やる。
「私が集めたんでしょ……」
「うむ。助手の銀狼くん、大義であった……エーテル編集って便利だね」
「あなたはどういう立場なの」
「ゲームの開催者……?」
星と銀狼は楽しそうに話しているが、この中で詳細な話を知っているのはその2人しかおらず、カフカ、刃、ホタルは集められた理由を聞いていない。
21644