メイド喫茶で働く坂田の話（高銀）メイド喫茶といえば、オタクくんに向かってメイドさんが萌え萌えきゅんとオムライスにハートを書いたり……なんてテンプレートも今は昔の話。
世は戦国メイド喫茶時代。生半可な店は生き残れない。
それぞれが武器を持ち、戦うことが強いられているのだ。
「おかえりなさいませ、ご主人様♡」
可愛らしい声と笑顔で迎えてくれる
カウンターに並ぶのは可愛らしいぬいぐるみやお菓子などではなく、焼酎や日本酒、ウィスキーといったゴリゴリ酒瓶たち。
メイド喫茶というか、メイド居酒屋である。
客層もオタクや物見遊山の観光客のほかに、仕事帰りのサラリーマンという風体のおやじたちがガーリックサイコロステーキをつまみながら酒を飲んでいる。
「お客さまー、メイドの生搾りレモンサワーでございます」

KoN 路过雨季 学生公寓的钥匙一室三把，如果同一屋檐下的两位都是马虎鬼，同住的时间里，光配钥匙就是好大一笔巨款。
幸好林幸辉和草川直弥都不是。草川直弥曾经弄丢过一把钥匙，察觉钥匙不见的事实后瘪着嘴摊手问林幸辉要保管在他那里的第三把钥匙，林幸辉从自己的钥匙环上直接拉下一把给他。
直弥惊道：“两把一起带着，都丢了怎么办啊！”
“我不会丢，再说，现在丢了钥匙的是谁啊。”
直弥理亏，接过钥匙后转身灰溜溜地挂上新买的钥匙扣。
他们同是服装设计系的学生，也是同住一间公寓的密友。直弥的时尚知觉出众，稀奇古怪的想法也多，二年级时就拉着幸辉办起了自己的设计品牌，到现在两年过去，竟真打出了些名气，已然是有些知名度的小众品牌了。直弥毕业后的道路显而易见地摆在眼前，理所当然地，他认为幸辉也是如此。