朝チュン朝チュン
部屋に眩しい日差しが差し込む。
パシリと目を開けたノートンは、日光を遮っていた分厚いカーテンを開けた人物を忌々しく睨みつける。
「おはよう、起こしたかな?」
彼は涼しい顔で、日光に劣らない眩しい笑顔をノートンに向けた。
「どうも…」
重い体を起こそうとすると、昨晩の余韻が全身に流れる。
無視できない腰の痛みが、目の前の男に散々抱かれたという事実を、ノートンにまざまざと自覚させた。
「体の具合はどうだい?痛みがあるのなら、今日のゲームは休んだ方が…」
「冗談じゃない。…休んだっていうので、荘園主から報酬を減らされでもしたら…困るんで」
そうかい、とジョゼフがノートンの隣に腰掛け、彼の細い指がするりとノートンの頬を撫でる。
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