世にも珍しい喋る駒鳥を拾った小間使い
「どーしても喉が渇いて、水を求めて商店街をフラフラ飛んでたっスよ、鳥なんで。そしたら急に吹き荒れた風に流され、気がつくと見知らぬガキと目に悪い金ピカ野郎が目の前に! 肝心のシャバ僧もマイ天使も消えちゃって、これから一体どうなっちゃうっスかー?!」
喚いた後、急にスンッてなる駒鳥
「……ってワケっス。あ、自分のことは駒鳥さんでいいっスよ。デコ助野郎はさんをつけるべしって偉い人が言ってたっス」
「この小ささでは食える箇所も限られようが、ないよりはマシよな。丸焼きが良いか?」
「可哀想なんでやめたげてください……」
駒鳥を保護した小間使い。その後なんやかんやで事件に巻き込まれ、小間使いにも危険が及ぶ。
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