漂流譚 5ヒスイに落ちてから一週間と数日が経過した。
放り出された衝撃で負った怪我は順調に回復して、少し前に無事完治して。
それから今日この日、オイラは正式にギンガ団調査隊の一員となった。
「今はニャースの手も借りたいほど多忙を極めている。キミには寝食と報酬の保証をする代わりにとことん働いてもらうぞ」
「へーい。まあお手柔らかに頼みますわ」
本来なら入団試験が必要だが、バカみたいに忙しい状況なのとショウとセキの旦那の推薦で一先ずは免除とのことだ。いやー有難え有難え。
長期間ここに居るつもりなんざないしなんでも早い方がいいので、実際本当に助かった。
渡された隊服が落ち着かずジャージとマントを上に着てしまったが、そこには特に触れられないで話が進む。
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