カラオケデート鬼典カラオケデート鬼典（現パロ）
大学生ぐらいのイメージ

「なあ、一緒にカラオケ行こう」
「おれと？」

　鬼丸は現在、大典太とカラオケデートに来ている。鬼丸はカラオケに来るのが初めてだ。好きなアーティストは何組かいるが、自分で歌うことは滅多にしない。歌を歌うなど、高校の卒業式で校歌を歌ったのが最後ぐらいだ……
「三時間も歌うのか？長くないか」
「カラオケでの三時間なんて一瞬だよ」
「そうなのか……？」
　鬼丸は大典太の言葉に首を捻ったが、とりあえず大典太に連れられて狭い個室に入った。
「ドリンクバー行ってくる。あんたはなんかいるか？」
「コーヒー。それがなければなんでもいい」
「ん」
　個室に取り残された鬼丸は部屋をぐるりと見渡した。狭くて落ち着かない。壁に取り付けられたモニターから、芸能人が楽しげに話すCMが流れている。

蛛网阁楼（上）*乌洛波洛斯视角

我的出生即为不幸的。
我的家族是王朝赫赫有名的功臣家族，初代国王特里顿·瓦利安开国时，家族的先祖卢西恩·斯托克一直伴随在国王左右，由此建国后被赐以公爵爵位。到我这里，已经是家族的第五代了。
我是早产儿，出生开始大大小小的病就没有断过，十五岁以前我从来没有离开过自己的房间。“乌洛波洛斯”，传说里吞噬自己尾巴而无限循环再生的蛇，母亲给我起这个名字本意大概是希望我能够脱离病痛而再生，实际上并没有什么效果。
父亲对我这个可能活不到成年的儿子从来不感兴趣，哥哥才是他认可的继承人。我有完整记忆的时候母亲已经去世了，对她的了解只来自于下人们的闲谈。
十五岁以前，我对外面世界的了解只有房间里唯一的一扇窗户，以及偶尔会来探望我的哥哥。我的房间在二楼采光很好，朝窗户外面看就是花园。听说母亲生前喜欢花，父亲雇了专人来打理花园，还经常会引进新花，这个习惯在母亲去世后依旧没有废除，不论什么季节花园里永远有至少一种鲜花是开放的。欣赏这些花朵瑰丽的生命从绽放到枯萎是我极喜爱的事。