高校生まで幼なじみとして過ごしてたくわなとまつい。お互いのこと好きだったけど、狭い田舎で関係を作れるとも思わず、お互い打ち明けることなく、桑名は地元の大学、松井は都会の大学に進学してお互いから離れようとした。
桑名はそのまま大学の時に付き合った彼女と結婚する。半ば勢いでの結婚で、年齢的なこととか、周りの結婚が続いたことで彼女に迫られてした。
松井は進学後、そのまま都会で就職して慌ただしい日々を過ごしていた。
そんな時に松井の姉が体調を崩したことで田舎に戻ってくる松井。松井は両親を早くに事故で亡くしていて、年の離れた姉と2人で暮らしながら面倒を見てもらっていた。
松井が帰ってきたことを知った桑名、顔を出すか迷ったけど、松井の姉には共働きの両親に変わってずっと面倒を見てもらっていたので、桑名も松井ひとりで大変でしょって一緒に病院に付き添ったり、松井が病院に行けない日は代わりに行ったりしていた。
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