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    diolete

    @diolete

    らくがき 半端な小説 ニッチ作品 18作を置いておく

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    スミスとブレイバーンのパロコメディ導入の小ネタ

    ◇このネタ最終話ごろからあったんだけど、ブレイバーンが消えちゃった上に、スミスとの関係性をどう考えていいか迷ってたのでさわりだけしか作ってない
     スミスもブレイバーンも一緒においしいものいっぱい食べてくれ

    #ブレイバーン
    #ルイス・スミス

    私とデートをしよう──ルイス・スミス。君に頼みがある。

     朝起きて、鏡に写ったブレイバーンから藪から棒にそう告げられた。
     そもそもブレイバーンと俺は、俺がブレイバーンでブレイバーンが俺であったはずなのに、こうして会話ができる時点で何かがおかしいのだが、寝起きの頭と、地球外生命体との死闘やらで、俺はこの程度の自体に動じなくなっていた。鏡の向こうに見えるブレイバーンは今日も元気だ。

    ──説明しよう!私ことブレイバーンは、ルイス・スミスとその他の存在が融合した存在だが、その後、イサミ、ルル、果ては亡き友であるスペルビア、そして駆け付けてくれたATFメンバーの勇気が収束して勇気のいち概念として再び形となり、基となったルイス・スミスとは少しズレた存在なのだ。さらに鏡に写っているこの私は、デスドライブズに死という勇気を与えその先に生まれた別世界のユニバースで存在を確立している別個体でもある。

    「ブレイバーン。悪いけど起きたばかりの頭でそんなわけのわからない話は覚えてられないよ」

    ──感じるんだ。深く考える必要はない。ただ感じるんだ。

    ──ちなみに、ルイス・スミスとは直接脳内で会話している。そして鏡やガラスに反射で写る時はブレイバーンに見えるようにもしている。これはよい子のみんなに分かりやすくするヒーローとしてのサービスだ!

     脳に届く元気なブレイバーンの声をBGMに、古巣に持ち掛ける頼み事って一体なんだろうと、未だ冴えない頭で歯を磨きながら、スミスはブレイバーンの続きを待った。

    ──ルイス・スミス。私とデートをしてほしい。

    「Huh 俺、イサミじゃないんだけど?」

     思わずそうツッコミを入れた俺は、何も間違ってないはずだ。
     そんなツッコミも虚しく、話を聞かないブレイバーンはその真意を語り始めた。

    ──デスドライブズの死後の世界として新たに生まれたユニバースで私はスペルビアと再会した。友と再会に握手を交わしたつかの間、スペルビアから生前の食の良さを熱く語られ、私は悔しかった。この新たなユニバースはまだ発展の途上で、イサミのいる世界ほど豊かな料理が存在していない。だから私はイサミのいる世界に存在する私の基盤であるルイス・スミスの身体を介して、イサミのいる世界の料理を堪能したい、と。そういう頼みだ。

    ──名付けて、孤独(ヒーロー)のグルメだ!(それっぽいSE)


     それって食べてるのは俺だけど、ナレーションはブレイバーンが担当するのかな……なんて想像しながら、着替え終えた俺は空母の食堂に向かった。

    ──孤独(ヒーロー)のグルメ 第1話 「空母の朝食」
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    diolete

    DOODLEスミスとブレイバーンのパロコメディ導入の小ネタ

    ◇このネタ最終話ごろからあったんだけど、ブレイバーンが消えちゃった上に、スミスとの関係性をどう考えていいか迷ってたのでさわりだけしか作ってない
     スミスもブレイバーンも一緒においしいものいっぱい食べてくれ
    私とデートをしよう──ルイス・スミス。君に頼みがある。

     朝起きて、鏡に写ったブレイバーンから藪から棒にそう告げられた。
     そもそもブレイバーンと俺は、俺がブレイバーンでブレイバーンが俺であったはずなのに、こうして会話ができる時点で何かがおかしいのだが、寝起きの頭と、地球外生命体との死闘やらで、俺はこの程度の自体に動じなくなっていた。鏡の向こうに見えるブレイバーンは今日も元気だ。

    ──説明しよう!私ことブレイバーンは、ルイス・スミスとその他の存在が融合した存在だが、その後、イサミ、ルル、果ては亡き友であるスペルビア、そして駆け付けてくれたATFメンバーの勇気が収束して勇気のいち概念として再び形となり、基となったルイス・スミスとは少しズレた存在なのだ。さらに鏡に写っているこの私は、デスドライブズに死という勇気を与えその先に生まれた別世界のユニバースで存在を確立している別個体でもある。
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