「さっさと開けろよ!!クソっ、誰も居ねぇよな?早くドア閉めろ!」
ドンドンとけたたましくドアを叩いて、開けるや否や部屋の中に雪崩れ込んできたコージくんに促されるまま玄関を閉める。いきなり連絡がつかなくなったと思ったら指名手配されてて、これまたいきなり訪れてくるからびっくりした。
死んだんじゃないか、なんてうっすら思ってたけどふうふうと肩をおっきく上下させながらベッドに座って「おい!水!」なんて、横柄に言う態変わらない様子に安心する。
水を待っていくと一息に飲み干すから何があったのか聞こうとすると今度は「包帯と薬ってこい、あとアルコール」なんて命令してくる。冒険者の家には必ずある応急処置セットだからあるにはあるけどそんなものを要求するってことは怪我をしてるからな訳で。
1985