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    カエデ

    @yoyoyon777

    妄言
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    カエデ

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    【夢】コージくん
    年越し

     一人で過ごす大晦日なんて特にすることがあるわけもなく。テレビもパソコンもない我が家では定番の歌番組もお笑いも見ることは叶わず、ただぼーっとしながらてっぺんに届きそうな時計と忙しなく行き交う人々を眺めていた。さっき飲んだチューハイのせいでほんのり熱を持つ頬が夜風に吹かれてきもちいい。
     
     コンコンと、玄関の方から聞こえてきた、気がした。気がしたというのは、こんな非常識な時間に訪ねてくる人間がいるわけがないからだ。時計を見るとあと一分と少しで年が明けそうだった。別に年明けの瞬間を今か今かと待ち望んでいる訳ではないが、流石に来客対応しながらの年越しは勘弁したい。気のせいだな、無視しよう。そう決めてブランケットを膝にかけ直したら、気のせいじゃないぞと言わんばかりに再びノックの音が部屋の中に響く。
     
     すっかり二人で過ごすもんだと思ってたのにコージくんはいつメンで飲みにいっちゃって、ただでさえちょっとイライラしてて、考えないようにしてしていたのに。ささやかで静かな年末さえ過ごせそうになくて嫌な気分になる。仕方がないと腰を上げて、ニットを羽織って玄関に赴く。
    「あのぅ………ぁえ?」
     非常識な来客に少し文句でも言ってやろうかと苛立ちを隠さないまま玄関を開けるが、それが叶うことはなかった。
    「コージくん?」
    「おう」
     だって、そこにはコージくんが立っていたんだから。白い息を吐いて、寒そうにマフラーに顎を埋めながら片手を上げるコージくんの顔は赤くて、眠そうに瞼が落ちかけてて、明らかに酔っている。
    「忘年会は?」
    「抜けてきた……」
     気になったことを聞くとふにゃふにゃと呟きながら私に寄りかかって背中に手をまわしてくる。外が冷えてるせいか、酔ってるせいか、いつもよりあったかいコージくんの体温が心地よい。
    「とりあえず、あがろうよ?」
    「うん……」
     そんなこと言いながらもコージくんは全然動く気配はなくて、どうしよう。玄関は開けっ放しのせいで冷えた空気が吹雪いてくるし、たまに通りがかる人が不思議そうに玄関の中を覗き込んでくる。
    「お前の顔……見たくなった……」
     首にコージくんが埋まりながら呟く。やわらかい髪の毛が触れてくすぐったくて、それ以上にくすぐったい言葉に、心臓と顔と、とにかくいろんなところが熱くなる。『私も』そう言い返そうとした瞬間、遠くから年越しを告げる鐘の音が響いてきた。完全に寝入ってしまったコージくんもそのまま私に寄りかかってきて、ずるずると二人して玄関に座り込んでしまう。
    「今年もよろしくね、コージくん」
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    POI10708804

    DOODLE当心了!当心了!当心了!当心被雷死,博主超爱写雷文的。有点G向,本文内含女褪色者,蛇妖梅瑟莫,正宗封建余孽,算GB但是褪色者没有男性生殖器(心虚)。有指奸、人蛇、大母蛇榨汁、蛇吃人等等描写,不能看赶紧跑。还有个很大的雷点是梅瑟莫先动心的(居然)。看了预警就不能骂我了!看了预警就不能骂我了!看了预警就不能骂我了!看的话可以自动带入白蛇传的地理背景。如果真雷到你的话跟你说声不好意思。
    《新梅娘子传奇》海边的秋天总是短暂的,几场雨一下就没了,梅瑟莫盘踞在塔顶,风刮过他的鳞片。正因这股疾风骤雨,他在褪色者踏进院子的刹那才闻到她的气息。梅瑟莫化成本体爬下塔去,熟悉的气味让他的记忆清晰起来,他想起一个久违的称呼,褪色者从第一次见面起的称呼:梅蛇。



    冬天下着薄薄的一层雪,落在人身上顷刻就化成水,地上积不起来雪,只会变得更加泥泞难行,褪色者就是踩着这条路上山的。山不算高,但褪色者衣衫单薄,冻的受不了,打算在半山腰支火。她是逃婚来的,据养父母说她爹娘全死了,死在横行的妖兽口下,只剩她一个人在她娘尸体边坐着,被他们捡回来才活命,叫做褪生。又过了七八年,在她稍懂些事后村里人又同她说养父母占了她爹娘的房和地云云。等到褪色者十六岁,养父母迫不及待把她嫁出去。现在的世道艰难,她理解养父母,于是乖乖穿了喜服上路。岂料半道遇见吃人的妖,妖怪指名要吃新娘子,褪生不愿被吃,就抄起同心结把妖勒死,这之后夫家说什么也不肯再娶她,她就这样上了山。
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