再会月永レオが復学した。
それは本当に唐突で、なんの前触れもなかった。
本人もケロッとしたもので、今まで休んでいたのが嘘のような振る舞いだった。
Knightsの空席だった王座に王が帰還した。
それはKnightsが無限の武器を取り戻した瞬間でもあり、そしてまた仕える王の帰還に皆喜んだ。
これでまたKnightsはうまくいく。
前のように戻るのだと、心を弾ませた。
ジャッジメントの開催が決まるまでは。
「あー、楽しかった」
レオはナイトキラーズの衣装から制服に着替え、真っ暗な夜道を歩いていた。
「それはよかったねぇ。こっちはあんたに振り回されて散々だったんだけどぉ」
隣を歩く泉も制服姿で、片手に鞄を抱えている。
大げさに文句を言う泉にレオが笑う。
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