かいね
MAIKINGジョーチェリ「桜屋敷薫開発日記(仮)」付き合いたてのジョチェラブコメ初えっち話。pixivのこれの続きだけど短編でも読めます。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14897685 3670
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DOODLEジョーチェリ(+ぽい) / SK∞イタリアから戻ってきて店を構えた頃、同じようにアイツも地元に戻ってきたと聞いた。なんでも、AIを取り入れた革新的な書道とかなんとか。地元の発展に貢献したいと涼やかに言っていたあの男は、ピアスもすっかり塞がって、高校時代のアルバムなんて流出させようもんなら大騒ぎになりそうだった。会いたくなくても、因縁というのは繋がっている。廃鉱山で行われる『S』のレースには当然のような俺もアイツも名を連ねていた。
「Cherry blossomだぁ?」
どのツラが吠えてんだ、と訝しげな俺の言葉に無機質なAI音声が答える。桜の日本語訳です。そんなことを聞きたいんじゃぁない。
「貴様こそ、なんだJoeって。どこまでゴリラかぶれなんだ」
「うるせぇな、お前よりマシだろ」
海外では南城という名前は呼ばれづらかった。虎次郎なんてもっとだ。結果、ジョー、という名前だけがピックアップされてしまった。別に名前になんか意味はない。なんだっていいだろう薫、と言えばすぐに彼から回し蹴りが飛んでくる。
「ここでは本名を名乗るなと言ったはずだが」
知ってるっつーの。ケツを抑えながらチッ、と吐き捨てる。そりゃお前、他ならぬアイツ 1711