咲楽優MEMO140字の三題SS小説お題の提供元は前回同様で「一緒に自分年表をつくらないか?」彼の言葉に私は飲んでいたビールを吹きそうになった。そのまま眉間に皺が寄る。「嫌ならいいけど」そうこぼすと彼は玄関に向かい、私の脱ぎ捨てたサンダルを綺麗に揃える。同棲3年、几帳面な彼とズボラな私。ーーああそうか。こうやって世の均衡は保たれているのか。【お題:ビール、年表、サンダル】 167 1