syun_ithuki
DONE天環兄弟SS (後日、支部再録します。)#SundayHSR #RobinHSR
昔インコ飼ってたときに偶に生え変わりで
すごい立派な羽根が抜けてビックリしたのを思い出しまして。
サンデーが本のしおりに使ってるのは
ハーモニーピジョンの羽根だと勝手に思ってます( ˘ω˘ )
しののめ
PAST【サンロビ】Generalpause 幼少期サンロビ双子の誕生日 その少年が彼女の手を引き抜け出したのは、決して彼自身のためではなかった。太陽が沈んでしまってから、もう随分と時間が経っている。言いつけを破ってまで飛び出したその空は、深い紺色をしていた。
はじめに口を開いたのは、少女の方だった。
「ねえお兄ちゃん、いったいどこまで行くの?」
繋いだ手をきゅっと握り込んで、その少女は声をひそめてそう呟く。ここには二人の言葉を聞いている者など、お互い以外にいないのに。その仕草があんまり可愛らしくて、少年──サンデーはつい足を止め笑いかける。
「大丈夫だよ、ロビン。ほら、もうすぐだから」
もちろん、彼女のように、囁くような声音で。
◇
「着いた、ここだよ」
当主の屋敷から、子ども二人の足で三十分歩いてようやくの場所。そしてサンデーの、とっておきの場所。
1162はじめに口を開いたのは、少女の方だった。
「ねえお兄ちゃん、いったいどこまで行くの?」
繋いだ手をきゅっと握り込んで、その少女は声をひそめてそう呟く。ここには二人の言葉を聞いている者など、お互い以外にいないのに。その仕草があんまり可愛らしくて、少年──サンデーはつい足を止め笑いかける。
「大丈夫だよ、ロビン。ほら、もうすぐだから」
もちろん、彼女のように、囁くような声音で。
◇
「着いた、ここだよ」
当主の屋敷から、子ども二人の足で三十分歩いてようやくの場所。そしてサンデーの、とっておきの場所。