李南(りな)
DONE3年前の大迫ちゃんの誕生日に書いたSSのリメイクです。大迫ちゃん、お誕生日おめでとう!わたしが誰より一番 四月三日。春休みも残り僅かになり、新学期を間近に控える頃。そして、今日は――。
「大迫先生、お誕生日おめでとうございます!」
俺が一年、二年とクラス担任をしている一人の女子生徒に誕生日を祝われた。そう、今日四月三日は俺の二十六歳の誕生日だ。
「おう、今年もありがとうな」
彼女に誕生日を祝ってくれた礼を言うと、彼女も嬉しそうに笑った。
「あの、先生。今年もわたしが一番ですか?」
「ああ、今年もおまえが一番だぁ」
「ふふ、やった!」
彼女は今年も一番に俺の誕生日を祝えたことを喜んだ。というか、去年は一番どころか俺の誕生日を祝ってくれたのは彼女だけだった。俺の誕生日なんてよく知っているなぁと思うが、こうして生徒に誕生日を祝ってもらえることは嬉しいことだと彼女に教えられた。
989「大迫先生、お誕生日おめでとうございます!」
俺が一年、二年とクラス担任をしている一人の女子生徒に誕生日を祝われた。そう、今日四月三日は俺の二十六歳の誕生日だ。
「おう、今年もありがとうな」
彼女に誕生日を祝ってくれた礼を言うと、彼女も嬉しそうに笑った。
「あの、先生。今年もわたしが一番ですか?」
「ああ、今年もおまえが一番だぁ」
「ふふ、やった!」
彼女は今年も一番に俺の誕生日を祝えたことを喜んだ。というか、去年は一番どころか俺の誕生日を祝ってくれたのは彼女だけだった。俺の誕生日なんてよく知っているなぁと思うが、こうして生徒に誕生日を祝ってもらえることは嬉しいことだと彼女に教えられた。