mogemomomo91
DOODLE仄暗いネタ#しぐろろ
はこのなかみ××××
名前を呼ばれ顔を見た。
虚な顔をした母は××××を見ずにエーテルに帰りたいと語った。あの子のところへ行きたいと願った。
ぶつぶつと呟く母の口に水を含ませる。母がまともではなくなってからどれ程の月日が経ったのだろうか。水を与え、食物を与え、排泄物を処理し、身体をふく。日に日に細くなり、骨と皮が喋っているようだった。母はひたすらに死を願っていた。これが××××の世界だった。
師と出会い、旅をして、多くの人と出会う。
彼らは××××に語りかけた。
時には笑い、時には怒り、そして悲しみながら。
お前はもう自由だよ。何かやりたいことはないか。何か欲しいものはないか。縛るものなんてないんだ。好きに生きていいんだよ。
1037名前を呼ばれ顔を見た。
虚な顔をした母は××××を見ずにエーテルに帰りたいと語った。あの子のところへ行きたいと願った。
ぶつぶつと呟く母の口に水を含ませる。母がまともではなくなってからどれ程の月日が経ったのだろうか。水を与え、食物を与え、排泄物を処理し、身体をふく。日に日に細くなり、骨と皮が喋っているようだった。母はひたすらに死を願っていた。これが××××の世界だった。
師と出会い、旅をして、多くの人と出会う。
彼らは××××に語りかけた。
時には笑い、時には怒り、そして悲しみながら。
お前はもう自由だよ。何かやりたいことはないか。何か欲しいものはないか。縛るものなんてないんだ。好きに生きていいんだよ。