こんぺいとう
DOODLE朔唯 : ……君と……君と二人なら※ 朔夜カドストネタバレあり
式後の二人
昔もらったブーケに、もう一度誓う話
朔唯Webオンリー時のネップリ再掲
あの日、君がくれた幸せを「終わったね~…でも、まだ夢の中にいるみたい」
本人の言うとおり、未だどことなく夢見心地な彼女の声音。彼女の言うことも分からなくはない。あんなにも華やかで、煌めいて、幸せを具現化したような時間。まさか自分が、しかも彼女の隣でそれを体験するとは思ってもみなかった。自分でも、柄にもなく浮き足立っているのが分かる。
「いやー、緊張したなー…コンサートより緊張したかも」
「君が?あんなに楽しそうにしてたのに」
「そりゃあ、もちろん楽しかったけど…おそらくたぶんきっと、一生に一度の晴れ舞台だよ?緊張もするよー」
「……」
冗談冗談、と彼女が悪戯っぽく口の端を上げて笑う。
「断じて絶対間違いなく、最初で最後の晴れ舞台だよ。……朔夜も、そうだと嬉しいな」
2557本人の言うとおり、未だどことなく夢見心地な彼女の声音。彼女の言うことも分からなくはない。あんなにも華やかで、煌めいて、幸せを具現化したような時間。まさか自分が、しかも彼女の隣でそれを体験するとは思ってもみなかった。自分でも、柄にもなく浮き足立っているのが分かる。
「いやー、緊張したなー…コンサートより緊張したかも」
「君が?あんなに楽しそうにしてたのに」
「そりゃあ、もちろん楽しかったけど…おそらくたぶんきっと、一生に一度の晴れ舞台だよ?緊張もするよー」
「……」
冗談冗談、と彼女が悪戯っぽく口の端を上げて笑う。
「断じて絶対間違いなく、最初で最後の晴れ舞台だよ。……朔夜も、そうだと嬉しいな」