ill_DOCyu02
DOODLEだんじょう🕸×じゃくらい💉何気に前作と繋がってますがこちらだけでも楽しめるかも。
ひょんなことから2人が再会するストーリー。
とりあえず思いついた書きたいところだけ書きました…!
遠方で紛争が勃発。
その知らせを聞き駆けつけた寂雷は思いがけないものを目にする。
「貴方は……!」
*********
止血のため押さえ込んだガーゼの上から弾襄の腹部に包帯を巻きつける。脇から腕を差し入れ「持ち上げますよ」と声を掛けると、手持ちのタオルを重ねた簡易的なベッドに彼を横たわらせた。
「うっ……」
「痛みますか」
「少し」
眉間にわずかに皺をよせ、はは、と力なく笑う弾襄のこめかみに玉の汗が流れる。
「情けないですね……反乱軍に襲撃された上、よりによって貴方に発見されるとは」
「それはこちらの台詞です」
寂雷は手を止めることなく彼の腕に点滴の針を装着する。紫色に失色しきった弾襄の唇に徐々に血の気が戻るのを確認すると、これ以上体温が奪われないよう上から厚めの毛布を掛けた。
1128その知らせを聞き駆けつけた寂雷は思いがけないものを目にする。
「貴方は……!」
*********
止血のため押さえ込んだガーゼの上から弾襄の腹部に包帯を巻きつける。脇から腕を差し入れ「持ち上げますよ」と声を掛けると、手持ちのタオルを重ねた簡易的なベッドに彼を横たわらせた。
「うっ……」
「痛みますか」
「少し」
眉間にわずかに皺をよせ、はは、と力なく笑う弾襄のこめかみに玉の汗が流れる。
「情けないですね……反乱軍に襲撃された上、よりによって貴方に発見されるとは」
「それはこちらの台詞です」
寂雷は手を止めることなく彼の腕に点滴の針を装着する。紫色に失色しきった弾襄の唇に徐々に血の気が戻るのを確認すると、これ以上体温が奪われないよう上から厚めの毛布を掛けた。