こんぺいとう
DONE朔唯 : 『おみくじ』運命 ≒ 奇跡のような偶然の確率…?
#朔唯Webアンソロ
先月のお題ですが、ネタが思い浮かんだので…
微笑む運命論者と、足掻く確率論者。「…せーのっ、」
唯の掛け声に合わせて、その手の折り畳まれた白い紙を開く。
唯は急くように、朔夜は緩慢な動作で。
開いた紙面をパッと覗き込み、探していた特定の“単語”をいち早く見つけた唯は、その瞳を一際輝かせた。
「やった、大吉朔夜は」
「大吉」
唯に遅れてその“単語”を見つけた朔夜は、淡々と書かれた通りを告げる。
特に何の感慨も湧かない、ただの文字。
しかし、唯は嬉しそうに親指を立てる。
「お、さすが相棒!これでスタオケの未来は安泰と言っても過言ではないね」
「…それは過言だろう」
溜め息をつきながら、朔夜はチラリと開いたおみくじを一瞥した。
細々と書かれた文字が紙面を踊る。
たかが紙切れに印刷されただけの文言に一喜一憂できるなんて、朔夜には正直理解できない。
1908唯の掛け声に合わせて、その手の折り畳まれた白い紙を開く。
唯は急くように、朔夜は緩慢な動作で。
開いた紙面をパッと覗き込み、探していた特定の“単語”をいち早く見つけた唯は、その瞳を一際輝かせた。
「やった、大吉朔夜は」
「大吉」
唯に遅れてその“単語”を見つけた朔夜は、淡々と書かれた通りを告げる。
特に何の感慨も湧かない、ただの文字。
しかし、唯は嬉しそうに親指を立てる。
「お、さすが相棒!これでスタオケの未来は安泰と言っても過言ではないね」
「…それは過言だろう」
溜め息をつきながら、朔夜はチラリと開いたおみくじを一瞥した。
細々と書かれた文字が紙面を踊る。
たかが紙切れに印刷されただけの文言に一喜一憂できるなんて、朔夜には正直理解できない。