konkon12165
DOODLE雄→←炎からの龍炎。龍と炎の二人が白雄のお墓参りをする話。原作軸、新世界での話。紅梅の咲く頃に「なぜいつも紅梅なんだ?白梅もあるだろうに」
そう尋ねたのは何気ない疑問からだった。紅炎は梅が咲く季節になると、兄の白雄が眠る墓廟に必ず紅梅を供えるのだ。最初は季節の花だからと思っていたが、数年も経つと白梅もある中、必ず紅梅を飾るのに疑問を持つようになった。
新世界となってから金属器がなくなり、ザガンの義肢より格段に不便になった義肢でも懸命に墓参りをするのを見かね、紅炎と共に墓参りに来るようになったので気づいたのも自然な流れだ。義肢が改良された今になっても、墓参りは必ず共に来ている。練家の男として国や民を守ろうと思うより前は一度も兄たちの墓参りに来ることがなかったので、兄たちには申し訳ないことをしてしまったと今になってよく思うのだった。
2465そう尋ねたのは何気ない疑問からだった。紅炎は梅が咲く季節になると、兄の白雄が眠る墓廟に必ず紅梅を供えるのだ。最初は季節の花だからと思っていたが、数年も経つと白梅もある中、必ず紅梅を飾るのに疑問を持つようになった。
新世界となってから金属器がなくなり、ザガンの義肢より格段に不便になった義肢でも懸命に墓参りをするのを見かね、紅炎と共に墓参りに来るようになったので気づいたのも自然な流れだ。義肢が改良された今になっても、墓参りは必ず共に来ている。練家の男として国や民を守ろうと思うより前は一度も兄たちの墓参りに来ることがなかったので、兄たちには申し訳ないことをしてしまったと今になってよく思うのだった。