おまめさん
DOODLE学パロ 教師と教師🐑🔮 引き戸が開く。もう大体の生徒は帰ってしまっているし、この時間にここに来るのは教師だけ。そして、わざわざ保健室に来る教師なんて、本当に限られている。
「浮奇」
待ち望んでいた声に、俺はペンを置いて振り返った。
「ふぅふぅちゃん! 今日はもう帰れるの?」
「ああ、浮奇は?」
「ふぅふぅちゃんが帰るなら俺も帰ろうかな。これ、明日でも大丈夫だし」
「そうか」
沈黙。ふぅふぅちゃんが一人、気まずそうに床を眺めている。今、何か話したいんだな。俺は生徒が座るための椅子を引っ張って、ふぅふぅちゃんに座るよう促した。
「悪い」
「ううん。どうしたの」
ふぅふぅちゃんが座ると、古臭いその椅子はギィと音を立てた。真っ暗になった窓の向こうで、風の音が鳴る。
1580「浮奇」
待ち望んでいた声に、俺はペンを置いて振り返った。
「ふぅふぅちゃん! 今日はもう帰れるの?」
「ああ、浮奇は?」
「ふぅふぅちゃんが帰るなら俺も帰ろうかな。これ、明日でも大丈夫だし」
「そうか」
沈黙。ふぅふぅちゃんが一人、気まずそうに床を眺めている。今、何か話したいんだな。俺は生徒が座るための椅子を引っ張って、ふぅふぅちゃんに座るよう促した。
「悪い」
「ううん。どうしたの」
ふぅふぅちゃんが座ると、古臭いその椅子はギィと音を立てた。真っ暗になった窓の向こうで、風の音が鳴る。