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DOODLE落書きお題:431特等席2023.9.12 特等席
カラン、と鈴の音が鳴った。先に入った三宙が指を三本立てると、店員が流れるように席に案内するので、四季と朔がその後を追った。
広告通りの雰囲気のいい店だった。ことの発端は三宙が、新しくできたカフェに行こうと切り出したこと。ちょうど三人とも休憩のタイミングが被った時に、三宙が息巻いてチラシを見せてきたのだ。
「ほら、ここよくないすか?」
チラシには大きくオープン記念と書かれている。一緒に覗き込んだ朔は、いちごのパフェの写真に目を奪われていた。それを指摘すると、途端に顔を赤くしてチラシから目を逸らす。
「俺は、残って自主練をするからな」
「ふーん。じゃ、四季さんオレと二人で行きましょ」
2265カラン、と鈴の音が鳴った。先に入った三宙が指を三本立てると、店員が流れるように席に案内するので、四季と朔がその後を追った。
広告通りの雰囲気のいい店だった。ことの発端は三宙が、新しくできたカフェに行こうと切り出したこと。ちょうど三人とも休憩のタイミングが被った時に、三宙が息巻いてチラシを見せてきたのだ。
「ほら、ここよくないすか?」
チラシには大きくオープン記念と書かれている。一緒に覗き込んだ朔は、いちごのパフェの写真に目を奪われていた。それを指摘すると、途端に顔を赤くしてチラシから目を逸らす。
「俺は、残って自主練をするからな」
「ふーん。じゃ、四季さんオレと二人で行きましょ」