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    jil85045373

    @jil85045373

    軽めのものもポンポンアップできる場所として。
    使い勝手がよさそうならベッターのもこっちに移行するかも……?

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    jil85045373

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    メイドの日の謎パロです。メイドの坂田(27歳)が六畳一間のボロアパートでショタ杉(10歳)と暮らしてたら触手に襲われた話。

    メイド坂田と御曹司ショタ杉と触手(高銀)俺の名前は坂田銀時。27歳男性。職業メイド。
    そう、メイドなのである。
    クラシカルなロングスカートはき、フリルのついたエプロンドレスをはためかせながら、六畳一間のオンボロアパートで、今年で十歳になる丸い頭のチビで生意気なクソガキこと高杉坊ちゃんのお世話と護衛を承る専属メイドなのである。
    いや、わかる。設定盛りすぎだよな。大量生産式ライトノベルだって、もう少しまともな書き出しではじまるだろう。
    「銀時おかわり」
    と食べ盛りのわりに背の伸びない坊ちゃんのために、ちゃぶ台の隣においた米びつから、縁の欠けたお茶碗にごはんをついでやる。
    高杉晋助というのが、この子どもの名前だ。
    絶対的な権力と資金力から、この国の経済界、政治界を牛耳る高杉財閥のトップの唯一の実子にして隠し子という、非常に複雑な出生の子どもである。
    それでも、今までは何不自由のない暮らしをしていたのだが、それがまあ汚い大人たちの策略やら陰謀やらでなんだかんだと騒動があり、ボンボンだったお坊ちゃまは屋敷追い出されたうえに刺客に命を狙われることになり、こんなオートロックどころかすきま風さえ入り放題のアパートで、男の俺と二人で煎餅布団にくるまる生活を強いられることになってしまったのだ。
    そんな目に会いながらも一切の悲壮さが感じられないのは、この子どもの非常にふてぶてしい態度にあった。
    子どもの身で独り着の身着のままぽいっと放り出されたにも関わらず、たまたまその場に居合わせた俺を雇って、世話係兼ボディーガードにした強かさには舌を巻く。
    つまりはまあ、そんな高杉坊ちゃんが俺の雇い主であるのだ。
    「銀時……、俺が大人になってもっと稼げるようになったら、もっといい所に住まわせてやるからな」
    その言葉に生意気なマセガキめ……ということはできない。
    なぜならこの生活の収入源は、高杉坊ちゃんが株で稼いだ金である。
    未成年が株できるのかって?法律にはいつだって抜け穴があるのだ。
    「しばらくは耐えてくれ……。今、あまり派手に金を動くと奴らに目をつけられるからな」
    このオンボロアパートの家賃も、飯代も、光熱費や通信費も、俺のお小遣いやパチンコ代すべて高杉持ちである。
    つまり、俺は小学生のヒモ……。いや、俺ちゃんと働いてるし、ヒモじゃねぇし。炊事洗濯に習い事(そろばん塾)の送り迎えまでしてやってるし。あれ、俺お母さん?
    「俺が大人になって、テメェの身を自分で守れるようになったら、家を買おう。庭があるやつがいいな。梅と桜の木を植えようぜ。動物を飼ってもいいな。俺は猫がいいが、お前は犬がいいか?両方飼ったっていい。指輪は……テメェ、質屋に入れてパチンコ代にしそうだからなァ。式には興味ねェか。まあ、お互いに呼ぶやつもいないしな。二人きりの式ってのも、乙で悪いもんじゃねェが……」
    お母さんとごろか、恋人を飛ばして婚約者である。
    ベラベラと続く妄言に、下の毛が生えてから出直してこいと言いたいのを、ぐっと堪える。
    これは、勘違いしないで欲しいのだが、俺は決してそういう趣味ではない。断じてない。
    だが、色々な事情や騒動、経緯によって……現在、この高杉坊ちゃんは俺の雇い主兼恋人なのである……。
    はあ、ため息を飲み込んだとき、ピンポンと玄関のチャイムが鳴る。
    「宅急便でーす」
    「宅急便?」
    送り主の名前はない。
    経験上、とてもよくない気配がした。訝しみ、そのまま追い返そうとした、そのときだった。
    配達員の手にあるダンボールが内側から破られ、何かが飛び出してくる。
    「なっ!」
    飛び出した何かが体にまとわりついてくる。
    にやりと笑った配達員の男が走り去ってくのを追いかけようともがくが、それは次々と俺の手足に巻きついて動きを封じてくる。
    これは、これはーー!
    「触手」
    「銀時!」
    「来るな高杉!……ひっ!」
    ただごとでない気配に高杉が走ってくるのを、声を荒らげて制する。
    触手がスカートのなかに潜り込み、もぞもぞと素足を這い回る。
    「なっ!止めっ!」
    ついに、触手が下着の中にまで入り込む。
    そんなところ、高杉にだって触られたことないのにーー!
    高杉の目の前でこんなーー!
    「いい加減にしやがれ!……ああっ!」
    スカートの中の隠していたナイフに手を伸ばす。その瞬間、うなじを這っていた触手からバチリ!としたショックが打たれ、ナイフが手のひらから転がった。

    To Be Continued
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