・今回の遡行軍は「光徳という鬼」なのではないかと。
刀に対する愛が秀吉への憎しみとなり鬼=遡行軍を産み出した。
ラストの遡行軍は刀を「抜かせる」為に光徳が生み出したんじゃないかと
(鬼丸にやった事と同じ)
・巷の考察で遡行軍が「名も無き刀達」ではないかとはよく語られている
その名の強度を作り上げたのが本阿弥ではあったけれど、本人はその「名=価値=先入観」が刀の本質を曇らせるものだとして憎んでいるのではないか
それは遡行軍=名も無き刀という価値のないものにとっては「こちらがわ」の魂
冒頭の刀を聞いたと光徳のいうシーンの声
それは歴史修正者の企みではなく、純粋に本質が同じだから「聞こえた」のかもしれない
・小竜には本阿弥に鑑定を拒否された逸話からあの桜の木の下のシーンが作られた
彼は最初から今回の事件がどこから始まったのかを見抜いていたのかもしれないと
ゆえに、なんかもったいないなあと・・・
・全編を見終わると、言いたいことは解るし面白くないことは無い。うん・・・