valentine day Kisses お互いの家に泊まり合って半分同棲のような関係になり、夜な夜なオクタビオがふざけておかしな服を着て見せて俺を驚かせ、色んな意味でイライラさせられる事にも慣れた頃にふと目に留まったネットの広告。
たまには俺からも驚かせてみようと二人分のメンズサイズを頼んでから取り寄せの知らせが届くまでの数日間は妙に落ち着かなかった。
一応サプライズで、その日は恋人に贈り物をするのが世間では通例らしいのもあって、受け取りは自宅でなく近くのストアに指定し、試合後いつもなら2人で帰ることも当たり前だったのがファンサービスに忙しそうな背中を尻目にそそくさとシップを後にする。
一度も立ち寄ったことなどない、女性客やカップルの多いショップは入る事すら躊躇われる。受け取るだけだと足早にカウンターへ進んだ。
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