まろんじ 主に作業進捗を上げるところ 今は典鬼が多い ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 549
まろんじ☆quiet followPROGRESS2024/01/28天藍であったはずの空が、凶事を告げる禍々しい重たい雲を孕む。雷までもが鳴り響き始め、天候が途端に悪化し始めた。 ##典鬼 show all(3101 chars) Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow まろんじDONE2024/05/03書けたSS 1574 まろんじDONE2024/04/29書けたSS 496 まろんじPROGRESS2024/04/28悩み事(仮題)後から加筆(挿入)した部分 1199 まろんじDONE2024/04/28書けたSS 1168 まろんじDONE2024/04/27書けたSS 1002 まろんじDONE2024/04/22書けたSS 674 recommended works まろんじPROGRESS星の声12目が覚めた後、医師や看護師たち、コーキノとマヴロから聞かされた話を統合すると、こうだ。 俺は、アスプロが死んだと聞いた途端、何も言わずにナイフを取り出した。最初は胸を、そして腹や脚や、顔や首、とにかく体中をナイフで刺して傷つけたという。 途中から何事かの言葉を泣き叫んでいたが、コーキノとマヴロは俺を抑え込むのに必死で、よく聞き取れなかったと言っていた。「オル──何とか、と言っていたが」とコーキノが何か聞きたげにこちらを見ていたが、俺はただ俯いていた。 この自殺未遂により、俺は視野の半分ほどを失っている。見えている部分にも負担がかかり、何十年か後には見えない部分の方が多くなる可能性が高い。 それから──。「子宮の損傷が激しく、手術を行いましたが……」 腹の子は死んだ。いや、俺が殺した。 俺は黙って話を聞き、それから感謝の言葉を述べた。医師たちが、俺の病室を出て行った。 ──どうして、生き残ってしまったのかな。 そう思わないではいられなかった。 自分だけ──一人だけ生き残って、何の意味があるというのだろう。四騎士はあの任務を最後に解散が決まっていた。俺の、本来ならば俺と 1375 まろんじPROGRESS星の声17その次の日のことだ。 ホテルの部屋に付いていた固定電話が鳴った。受話器を取るとフロントからで、俺に電話が来ているから繋いでもよいか、とのことだった。 依頼者との連絡にホテルの電話を使う契約はしていない。日本には俺の知る人間もいない。「人違いでは?」と尋ねると、相手はワカモト・カオリという俺の知り合いだと名乗っているという。俺は尚も躊躇っていたが、長い金髪の女性だと聞かされるとすぐに承諾の返事をした。「まあ、なんて不機嫌なお声。もしかして、寝起きでいらっしゃった?」 何の用だ、という俺の言葉に対する返答である。相変わらず甘ったるい声をしていた。「ちょっと、困ったことになっていますの。あなた、とってもお強いから、力になってもらえないかと思いまして」 話を聞くと、またしつこくあの中年の男に追われているらしかった。それを追い返して欲しいというのだ。 殺しではない仕事は受けないことにしていた。相手が生き残れば、俺の名前や身元が割れる可能性が強まる。殺すのではなく、追い返すだけだというのなら、俺よりも警察などの方が適任だろう。 そう答えようとしたときだった。「それとも……あなたに 813 まろんじDOODLE【エルモリ】ヴィクター・モリアーティ観察日記 ハロウィンの日 教授視点10月31日 まだこんなものを書いているのですか。 これで何冊目になるのです? この行為に何の意義があるのですか? 私の様子を書き留めることがそんなに刺激的なのですか? では、私が私の様子を書き留めれば同様の刺激を得られますか? そのような刺激は決して得たくなどありませんが。 ともかく、ハロウィンに研究所へ菓子をねだりに来るのはやめろと言ったはずです。名探偵を自称する貴方の記憶力でも忘れる可能性もあるかと思い、こうして貴方の日記とやらに苦情を書き残しておくことにしました。必ず目を通しておくように。さもなくば、私のマキナがこの日記帳を哀れな姿にします。貴方本人を哀れな姿にしないのは最後の慈悲です。 毎年貴方へのハロウィン対策をしては、それをすり抜けられる身にもなってください。今年は、菓子を与えつつ体の動きを奪おうと、天井を開いて頭上から菓子を大量に降らせるように研究所を改造工事しました。これでしばらくは動けまいと菓子の山から背を向けようとしたら、何かが動くのが見えたのです。 焦げ茶色の傘が、大きなきのこのようにニョキ、と山から頭を出していました。傘の下から覗いた顔の、満足そ 1144 まろんじPROGRESS星の声18──ここまで話してから気付いたけれど……七緒には、彼女の話を聞かせない方がいいのだろうか。 聞いていて辛くなるようなら、次のトラックまでスキップして欲しい。それが最後のメッセージだ。 彼女からどんな理不尽な目に遭わされても尚、七緒が彼女を慕っているのは、俺もよく知っている。俺のように広い世界を自分の目で見て歩いて触れる日が、お前にも必ずやって来る。俺が言うと、お前は微笑んだのだ。「うん、楽しみにしてる。そのときは、お母さまとクロも一緒に行こうね」。一人では寂しいだとか、どう歩けばいいか分からないだとか、そういった理由だったのかもはしれない。けれど、七緒が当たり前のように彼女を、人生を共にする家族と思っているのを見ると……俺は、罪悪感で胸がいっぱいになる。彼女を慕わずにはいられない、というのもあるのだろうな。十になったばかりのお前はまだ、大人の手を必要とする子どもだ。何から何まで世話が必要な赤ん坊ではなくとも、大人からの情というものをお前は注がれなくてはならない。ただ、彼女のそれは時にお前を苦しめている。傍にいることしかしてやれなくて、本当にすまない。 俺がいなくなった後、お前 708 まろんじMEMOヘルぬい本 こういうページが文庫本に挟まってるかもしれない theroadtowabokuDONE飴にも負けず風にも負けず・エルモリ(エルロックによるヴィクター・モリアーティ観察日記の一部)です・イチャラブはありません 1143 wtkDONEウェブイベ描きおろし! 2 ちゃりーDONE創作 4 ぬ~~~DOODLE※嘔吐 たまたま入った公衆便所で襲われ死ぬほど酒を飲まされ強制嘔吐させられるtaokさんの絵