Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    yoriri3

    @yoriri3

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 44

    yoriri3

    ☆quiet follow

    キスディノ

    キース・マックスは喫煙室のニコチンとタールとため息がしみ込んだ黄ばんだ天井を見上げて煙を吐き出した。
    職場のタワーの大半の部分は禁煙で、ニコチン中毒患者は狭い喫煙所に押しやられている。いまはキースひとりしかいないので他人の副流煙は流れては来ない。キースは煙を吐いた。
    「減らせねえなあ、なかなか」
    酒とタバコを友人にし、怠惰に四年間を過ごしていたキースだが、もうその必要もない。というのに酒もタバコもキースの体にしみ込んで、関係を断ち切るのは難しかった。嫌な関係ほど断ち切るのが難しい、…父親とか。
    そんなことを考えていると喫煙所の扉が開いで人が入ってきた。
    「キース!」
    入ってきたのはディノだった。
    「わっ、すごいにおい!」
    ディノは日頃縁のない喫煙所の部屋のにおいに鼻をひくひくさせている。キースは喫煙所のニコチンとタールとため息であふれている部屋にディノを入れたくはなかった。健康に悪い。ディノには天気のいい芝生の上でキャッチボールでもしていて欲しい、とキースは思っている。怠惰なのは自分だけでいい。
    「おい、ディノ。どうしたこんなところに。なにか急用か?」
    なにか緊急事態ができわいているなら、急がないとブラッドやジュニアの小言である。
    タバコを消そうとしたキースをディノは止める。
    「ちがうちがう。キースは休憩してていいんだよ」
    そういうとディノは胸のポケットから出したものをキースに「には☆」と笑みを浮かべて見せびらかした。
    「タバコ?」
    ディノはタバコを持っていた。
    「ちがうちがう。これはピザの匂いがするタバコ風のピザグッズだよ」
    キースは喫煙所の天井を仰ぎ見た。ピザ中毒ここに極まれり。むろんディノが通販で購入したのだ。いったいどんなサイトからこんな商品を見つけだしてくるのだろうか。ピザ愛好家同士のネットワークでもあるのか。うん。あるに違いない。
    「で、さっそくためしてみようと思ったけどタワーは禁煙だからね。っていうわけで喫煙所にきたんだ」
    ディノはわくわくしながら、タバコ風ピザのにおいグッズの封を開けて、一本口に咥えた。
    「………キースぅ」
    ディノは困ったようにキースを頼った。非喫煙者のディノはライターを持っていなかった。キースはやれやれとライターを出した。
    「あ、そうだキースはアレやったことある」
    「アレ?」
    「ほら映画とかでタバコとタバコをくっつけて火をつけるやつ」
    ディノはわくわくした顔でタバコ風ピザグッズをくわえてキースに顔を近づけた。そういえばこの間いっしょに見た映画でそんなシーンがあった。
    キースはやれやれとため息をついて、ライターを着火してディノのタバコ風ピザグッズに火をつけた。
    「ねえよ。というか職場でんなことするか」
    「そっかー」
    ディノは火のついたタバコ風ピザグッズを咥えて息をすう。キースはそれを眺めながら、喫煙室の外を眺めると、アキラが通りかかり、喫煙室にディノがいるのを見て、けっこう驚いた顔をして喫煙室の横を通りすぎていった。アキラがびっくりした理由もわかる。ディノはどうみても喫煙するようなタイプには見えない。しかし別にディノは喫煙愛好家ではないが、タバコぐらい吸った事はあるのである。
    ディノは大きく息を吸った。口に充満したけむりをゆっくりと肺に落としていった。
    「…むむむ」
    ディノの顔がむむむ、となった。
    「それニコチン入ってんのか?うまいか?」
    キースは自分の短くなったタバコを消して灰皿に落とした。
    「ニコチンは入ってないよ。キースはどう思うこれ」
    ディノはタバコ風ピザグッズをキースの口に押し込んだ。キース煙を口に入れて飲み込んで、ニコチンとタールとため息がしみ込んだ黄色い天井を仰いだ。これはタバコとピザに対する冒涜的アイテムだ。
    「どうキース?気に入ったのなら全部あげるよ」
    「ディノ、これいくつ買ったんだ」
    「え、あははは」
    「はあ」
    笑ってごまかすディノにキースはピザのような煙を顔に吹きかけた。
    「わぷ」
    「馬鹿」
    キースはおそらくディノの元に大量にあるタバコ風ピザグッズに頭を抱えつつも、しばらくはニコチンの入っていないこれで禁煙を試してみるしかねえなと、冒涜的ピザタバコっぽい物を吸いこんだ。くそまずかったが、ディノが笑っているのでキースはそれでチャラにした。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ☺☺☺👏👏❤❤❤❤💖💕☺❤💕💖❤❤❤❤❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    yoriri3

    DONEキスディノ
    「…っ…えろ」
    オレは足元で動くディノの頭をなでて息を吐いた。ディノはオレのちんこを舐めてて、二人分の体重でオレのベッドがきしんだ。
    「…つ、…ゅ」
    ディノはオレのちんこの裏側を舌でれろーっと舐めていて、そのクソエロい姿にオレのちんこはますます元気になっていく。
    「はぁ…キース、きもちいい?」
    顔をあからめたディノの顔に。オレのちんぽの影がかかっている。いつも健康的なディノの顔にグロいオレのちんぽのコントラスト、は。あまりにも刺激的だった。
    「…おお、うん、きもちいい」
    オレはバカみたいな単語しか言えなくなって、そうくりかえす。ディノは口が疲れたみたいでオレのちんこから口を離した。ぷらんぷらんと勃起したままのちんこを持て余し、オレはディノのデコにちんこをこすりつける。さっきまで野球のナイトゲームを観戦しながらノートパソコンで書類をつくっていたディノは、頭の前髪をゴムで結んでいて。いつもは隠れているディノのおでこに全裸でちんこをこすりつけて、自分でもドン引きな変態行為をしている。ひくわーないわー。とか思うもののディノのデコやらほっぺたにちんぽをこすりつけて、オレはハアハハ荒い息をはいてるってわけ。
    3007

    recommended works