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    yoriri3

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    yoriri3

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    キスディノ

    夜風に吹かれてキースとディノは走っている。公園のまわりには桜が咲いていて、街頭に照らされてきれいだ。ランニングをしている市民は走りながら上を見上げ、桜を見て笑っている。
    「……きれい、だなっキース」
    「おー」
    マラソンをしている市民をぶっちぎって走るディノはまっすぐ前を向いたまま走っている。
    キースはそのディノの後ろのポジションをだるだると走っていた。キースがなぜ夜にランニングをしているかというとディノに付き合って走っている。ディノはもう公園のまわりを何週もしている。なぜかというとムラムラしているから発散しているのだ。
    ディノもキースも若い。体力もある。そんなふたりがセックスをするとどうなる。朝までぶっ通しなのである。しかしいまはルーキーたちと同居状態である。そうそうできる機会もなく、明日は仕事である。なので体力を減らして寝るしかない。というわけでディノは走っているのだった。
    たったったと足を動かすディノのスピードは上がってきている。そろそろランニングの域を超えて短距離走でもするようなスピードにあがっていた。キースは徐々に離されていった。
    さすがに全力で走るのはだるいな、と思いつつキースは空を見上げる。桜の花の向こうには満月が照っている。風が心地よい。風が吹くと桜の花びらがひらひらと落ちていった。薄い桜の花びらの向こうにディノがいる。キースは不意に心細くなった。君は桜の花に攫われてしまいそうだ。そんなセリフをヒロインに向かっていった男の映画をキースが見たのは、アカデミー時代。女の子とのデートで見るような映画をなぜかキース、ディノ、ブラッドのむさくるしい男三人で鑑賞したっけ。
    その時は映画を見て、なんでこんなセリフが出てくるんだとキースは笑っていたけれど、数年後本当にディノはいなくなって。キースは酒浸りになりがなら、ディノは死んだのではなく桜に攫われたんだと言い聞かせて精神の安定を図ろうとして、まあ無意味だった。
    キースは前を走るディノに追いつこうと手を伸ばす。どこにも行くな!

    するとキースの言葉が通じたように、ディノは急に振り返って笑顔でキースの所に戻ってきた。
    「先にいきすぎちゃった」
    にひっと呑気に笑うディノは立ち止まったキースの頭に出を伸ばした。
    「キース、桜の花が頭についてるよ」
    自分に触れたディノの体温が、涙がでそうなほど現実で。キースは思わずディノは抱きしめた。
    「えっ」
    「おまえがどこかにいくかと思った。チクショー」
    急に人前でスキンシップをとってきたキースに驚いたディノは顔を赤くしたものの、そのうちキースの頭についた桜の花びらをとることにしてキースの気のすむまで抱かれていた。
    「今度は昼間に来ようよキース、ピザとか持ってみんなで。俺はもうどこにもいかない。だってキースは俺のそばにいてくれるんだろう。だったら俺はもうどこにも行く必要がないよ」
    「ああ」
    キースはようやく落ち着いて返事をかえした。今日は満月で桜が満開だからだろうか。どうも情緒が不安定で困る。木の芽時というものは精神が不安定になりやすいのだとブラッドも言っていた。毎年この時期は酒が深くなり泥酔してブラッドに迷惑をかけていた。今年はブラッドの服にゲロを吐くこともなさそうだ。ブラッドもさぞかし安堵しているだろう。

    「ところでもう帰るか」
    「そうだね。……えっちしたくなっちゃったし」
    「やっぱりするのかよ」
    「あはは、はい。します」
    さっと手を繋いできてディノの手のひらは温かく、どこまでも現実だった。
    キースは桜の花の樹を見上げ呟いた。
    「オレのだから攫うなよ」
    キースはそういってサイコキネシスを使って、降ってきた桜の花びらを散らした。
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    yoriri3

    DONEキスディノ
    「…っ…えろ」
    オレは足元で動くディノの頭をなでて息を吐いた。ディノはオレのちんこを舐めてて、二人分の体重でオレのベッドがきしんだ。
    「…つ、…ゅ」
    ディノはオレのちんこの裏側を舌でれろーっと舐めていて、そのクソエロい姿にオレのちんこはますます元気になっていく。
    「はぁ…キース、きもちいい?」
    顔をあからめたディノの顔に。オレのちんぽの影がかかっている。いつも健康的なディノの顔にグロいオレのちんぽのコントラスト、は。あまりにも刺激的だった。
    「…おお、うん、きもちいい」
    オレはバカみたいな単語しか言えなくなって、そうくりかえす。ディノは口が疲れたみたいでオレのちんこから口を離した。ぷらんぷらんと勃起したままのちんこを持て余し、オレはディノのデコにちんこをこすりつける。さっきまで野球のナイトゲームを観戦しながらノートパソコンで書類をつくっていたディノは、頭の前髪をゴムで結んでいて。いつもは隠れているディノのおでこに全裸でちんこをこすりつけて、自分でもドン引きな変態行為をしている。ひくわーないわー。とか思うもののディノのデコやらほっぺたにちんぽをこすりつけて、オレはハアハハ荒い息をはいてるってわけ。
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