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    yoriri3

    @yoriri3

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    yoriri3

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    キスディノ夢オチだよ☆

    どうして

    あとすこしだった


    キースは墓地でたばこを吸ってただそう思っていた。
    ディノはやっと戻ってきた。ゼロとしてイクリプスに関与していて、記憶も不安定だったものの。それでもキースはうれしかった。ディノが生きているのなら、それだけでよかった。エリオスを裏切ってイクリプスに与していたことを世間が許さなくても、キースはディノを守る気だった。それなのに。
    シリウスに操られたディノはブラッドやキースと戦った。そしてディノはブラッドに自分を殺してくれと懇願までして。それで。シリウスの攻撃にさらされたキースをかばってディノは。

    「死んだ?」
    キースはからからに乾いた声で呟いた。ここは共同墓地である。ディノの葬儀に参列したものは少ない。事情が複雑なので新聞にも死亡広告を打たず、身内だけでひっそりとしたもので終わった。
    たばこの灰がキースのダークスーツに落ちたが、キースは座ったままディノの墓を掘る人たちとその周りのブラッドたちを、ぼんやり、眺めていた。
    キースの手には箱がある。中身はディノの骨である。遺体の損傷が激しすぎて、エンバーミングもできず、火葬にされたディノはこじまりとした箱の中に納まってしまっていた。
    軽い。28年も生きている男の重さではないとキースは思う。だってディノは身長はキースと3センチほどしかかわらず、だから体重だってキースと同じ程度の重さがあるはずだ。だんじてこんな箱の重さではない。ぜったい違う。これはディノではない。
    「これはディノじゃねえ!」
    キースは突発的に叫ぶと、箱をひっくり返した。遺灰が地面に落ちる。さらさら。
    小さな粒子になったディノのなかから、小石ぐらいの大きさの骨を見つけた。キースはそれを拾って口に入れた。
    「よせキース!」
    ブラッドの声がして、キースはブラッドに抱きしめられていた。
    「すまない」
    「ブラッド、ディノは」
    「すまない。俺のせいだ」
    「ディノは」
    「すまない」
    震えるブラッドの体をさすり、キースは口のなかにあるディノの骨を噛んだ。今日はこんなに野球をするのにちょうどいい天気なのに、どうして世界は灰色なのだろう。



    「―――ツ!」
    キースは飛び起きた。動悸がする。キースはとっさにとなりのベッドに視線をやった。
    となりには、ディノが寝ている。のんきな寝息を立てて寝ていた。
    キースは飛び起きた体をゆっくりと、再び戻す。動悸が収まらない。噛んだ骨の感触が口に残っている、気がする。
    「夢……だよな」
    たんに悪夢を見た。のだ。そうだ。これは悪夢だ。ディノはちゃんと今ここにいる。
    「…は」
    キースは急に不安にかられて、再び飛び起きた。その物音にディノも目が覚めたようだ。
    「キースぅ…うーん、どうしたの」
    ディノは呑気な声でキースに問いかける。キースは返事が出来なかった。ディノはベットから降りて、キースのベッドにやってきた。
    「どうしたのキース」
    「……夢じゃないよな。ディノ、おまえはここにいるよな?」
    キースはディノの腕に恐る恐るさわる。たしかな体温がそこにあった。
    「こわい夢でも見た?」
    ディノはキースのベッドに腰かけ、キースのおでこに触れた。
    とたんにキースは堪えきれなくて、気がつくと涙が出ていた。
    「…っ、ぐ」
    涙を止めようとしても、キースの目からは涙があふれてとまらなくて、キースはもういいやと肩を震わせる。ディノは服の袖でキースの涙をぬぐった。けれどキースの涙は四年分で、どんどんディノの袖を濡らして、ディノは身体を伸ばして床に落ちていたティッシュの箱をつかむと、キースのあふれる涙を拭いた。キースはどんどん泣いて、鼻水をディノに拭いてもらって、ティッシュの箱がなくなることようやく泣き止んだ。
    「っ、ぐ…、」
    「キース、はい、鼻ちーんして」
    「子どもかよ」
    キースは気恥しくなったものの、鼻水が垂れたのでちーんと噛んだ。落ち着いてみるとティッシュがベッドのまわりに散乱していた。
    「お水もってこようか」
    ディノがそういって立ち上がろうとした。しかしキースはディノの手をつかんで止める。
    「いやいい。ここにいてくれ」
    「わかった」
    ディノはうなずいて、キースのベッドに潜り込む。喉のかわきを覚えたが、そのままディノとベッドに潜り込んだ。
    「はあ、泣いたな」
    「えっと。キース」
    「なんだ」
    「俺はキースのところにいるから」
    「…おう」
    「にひっ」
    ディノはそう笑ってキースにキスをした。するとキースの口の中に残っていたディノの骨の嫌な味が消え失せた。ディノは魔法使いみたいだな、とキースは夢うつつで思って手を繋いで寝た。目が覚めると、朝日が差し込んでいて、ディノはすうすうとキースの横で寝ていた。
    窓から差してくる、鮮やかな眩しい日差しを見てキースはあくびをした。
    「今日はいい天気だな。ディノと公園で野球でもするか」
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    Replies from the creator

    yoriri3

    DONEキスディノ
    「…っ…えろ」
    オレは足元で動くディノの頭をなでて息を吐いた。ディノはオレのちんこを舐めてて、二人分の体重でオレのベッドがきしんだ。
    「…つ、…ゅ」
    ディノはオレのちんこの裏側を舌でれろーっと舐めていて、そのクソエロい姿にオレのちんこはますます元気になっていく。
    「はぁ…キース、きもちいい?」
    顔をあからめたディノの顔に。オレのちんぽの影がかかっている。いつも健康的なディノの顔にグロいオレのちんぽのコントラスト、は。あまりにも刺激的だった。
    「…おお、うん、きもちいい」
    オレはバカみたいな単語しか言えなくなって、そうくりかえす。ディノは口が疲れたみたいでオレのちんこから口を離した。ぷらんぷらんと勃起したままのちんこを持て余し、オレはディノのデコにちんこをこすりつける。さっきまで野球のナイトゲームを観戦しながらノートパソコンで書類をつくっていたディノは、頭の前髪をゴムで結んでいて。いつもは隠れているディノのおでこに全裸でちんこをこすりつけて、自分でもドン引きな変態行為をしている。ひくわーないわー。とか思うもののディノのデコやらほっぺたにちんぽをこすりつけて、オレはハアハハ荒い息をはいてるってわけ。
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