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    *Noel*

    雑多。妄想垂れ流し。
    しろねことか刀とかテヅカとか。
    2018/9/29〜
    メイン→@etoileJDA
    刀→@etoile_tolove

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    *Noel*

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    死後のサイジュダ
    2人が付き合ったとして。サイファーが寿命で亡くなった後の2人の話。
    死者の声が聞こえる設定は良いですね!
    🥃→サイファー
    🐺→ジュダ

    ※設定が途中雑なところがあります!そう、ご都合ルーンです!

    #サイジュダ
    saisjuda
    #白猫腐ロジェクト
    whiteCatRottenRejects

    サイファーとジュダは付き合ったがお互いの立場や国の情勢により、ともにいた時間は短いものだった。

    ~回想~
    🥃「なあ 何かほしいものあるか?」
    🐺「特にない」
    🥃「何かプレゼントさせろって」
    🐺「…。では骨をくれ。」
    🥃「まぁ〜たそれかよ ほんとワンワンだな…」
    🐺「…。俺の大事な友は 自身の骨をくれたぞ」
    🥃「まじかよ!?」(びっくり&恐怖)
    🐺「…」(からかって笑う)
    🥃「…そうだな、わかった。俺が死んだら俺の骨やるよ。」
    🐺「!」(少し驚いたような顔をしてサイファーの顔を見る)
    やっとこっちを見たな、と笑うサイファー。
    🥃「左手の薬指の骨。」自分の指を見せる。
    🐺「…忘れるなよ」



    聖王家の当主が亡くなった。
    帝国と協定を結ぶ等それまでの連邦とは違う動きで国を変えていった開拓者、聖王家XXX代当主 サイファー・オブニアルが亡くなったニュースは世界中で話題になった。



    薬指の骨は自分の手元にあった。
    ジュダはエリスから受け取った小箱に入っていた骨を見ていた。

    🥃「お!ちゃんと渡してくれたんだな!さすが、俺達の妹だぜ」
    🐺「…何故その姿を」(死んだときの姿じゃないのか)
    🥃「?お前俺が見えるのか?」
    🐺「俺は…死者の声を聞くことができる。」
    🥃「本当だったんだな。」
    🐺「…魂が成仏していないということは、やり残したことでもあるのか」
    🥃「そりゃーな。」
    🐺「俺につきまとう気か。」
    🥃「いいじゃねーか、帝国の棺のお仕事でも眺めさせてもらうとするか」
    🐺「…😑」





    🥃「なんか生きていた頃よりも長い間一緒にいた気がするな」
    🐺「ああ」
    🥃「…国や家族のことも大事だったし、V.O.Xのやつらもいた。俺には守るものが多すぎた。ジュダ、お前もな。」
    🐺「…」
    🥃「ただの冒険家だったら、もっと一緒に居れたのかもしれねーな。」
    🐺「ただの冒険家なら、出会うこともなかった。」
    🥃「はは、違いない。」
    🐺「敵国のあの立場でなければ出会わなかった。目的が違(たが)えば共闘もなかった。」
    🥃「そうだな」
    🐺「…」見つめる
    🥃「…触れてぇ。」
    🐺「死者は身体をもたない。」
    🥃「何かのルーンとかでできないのかね。」
    🐺「…!」そういえば。
    ○○のルーンを使う。

    🥃「!」
    サイファーはジュダの腕に触れた。
    頬に手をあて、頭を思い切り撫でる。髪をぐしゃぐしゃにする。
    🐺「ぐるる…」気持ちよさそうに
    🥃「…ジュダ…」
    サイファーはジュダを抱きしめた。ジュダは大人しくサイファーの胸に収まっている。
    🐺「…」
    🥃「好きだ…好きだった…お前のこと…愛してた」
    🐺「生前何度も聞いた」
    🥃「伝え足りないんだよ」
    🐺「…」ジュダもサイファーの背に手を回した。
    🐺「お前の手で撫でられるのは、好きだった。」
    🥃「…っ」サイファーはジュダに口づけた。ジュダはされるがまま。
    🐺「…サイファー」ジュダからも、口づけた。

    朝になると、サイファーは消えていた。


    “聖王家XXX代当主 ここに眠る”
    刻まれた文字をなぞる。
    よく晴れた日、男は墓にいた。花を墓の前に置く。隣に、スキットルを置いた。
    🐺「やはり、お前はここで眠っていた方がいい。」(連れて行ってしまおうかと、俺の棺にしまってしまおうかと考えたこともあるが…)
    🐺「約束通り、骨だけもらっておく。」
    骨の入ったケースをしまう。

    🐺「ふ、そのうち、注ぎ足しに来てやる。大事に飲むんだな」
    男は影の中へ消えた。
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    😭😭
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