犬王の動物🐟「いつも匂いがするな」
🐶「いつもとは?」
🐟「また動物と戯れていたんだろう」
🐶「勝手に寄ってくるんだよ。それにほっとけないだろ」
🐟「青年になっても変わらないな」
🐶「俺は俺のままだからな」
🐟「姿変われど中身は変わらぬか。まるで俺と真逆だ」
🐶「何を言っている」
「ニャー」
🐶の懐から猫が出てきた。その猫を優しく両手で掴み🐟の顔にもふっとした。
🐶「友有は友魚でもあり友一でもあるのだぞ。消えはしない。変わってもお前はお前だ」
🐟「・・・口に毛が入った」
🐶「すまん!って、猫の腹に口紅が!今すぐどっちも取ってやるから待ってろ」
「ニャー」
🐟は猫を撫でる。
🐟「(犬王に集まる生き物は愛おしい感情があり溢れている。初めて出会った時から変わらない。)俺はこういうのが好きだ。猫も犬も鳥もだろ」
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