シャノワール🐈⬛に口づけを【完結】運命の糸はどこにつながっているか、誰にも分からない。後になって気付くことも決して少なくないだろう。ただ、強く思うほど導かれるように、運命の糸は不思議とつながっていくのだ。
不死川はITの会社を経営している、26歳の若き社長。本業のほかにも趣味で酒とダンスが楽しめるナイトクラブと、バーテンダー1人を置くこじんまりとしたバーの2軒を都内で営業していたが、不死川がオーナーであることはトップシークレットだった。
趣味の延長線上で、自分の息抜きのためだけに始めた事業だったが、不死川は普段忙しくてなかなか店に行くことが叶わない。
自分の代わりにこれら2軒の店を見てくれている副社長からある日「最近すごく綺麗な子が店に来ている。ダンスも飛び抜けて上手だから、彼目当てに来てる客も相当数いる」という話を聞かされた。
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