頭がふわふわする。
オーターさんから食べて構わないと預かったお菓子を、先程糖分補給の為1つ食べた後から様子がおかしい。
頭がボーっとして、顔も赤い。それに眠気もあった。
「ん…」
このまま勉強しても意味が無いと判断した俺は、オーターさんの家へ向かった。
今日はあの人の家でご飯を食べる約束があった。
頭はふわふわしているが、こんな事であの人との約束をすっぽかすのは嫌だった。
少し足もふらついていたが、俺はオーターさんの家へと向かった。
「おーたーさん…いるか」
俺は扉を叩き、家主を待った。
するとカチャリと扉が開き、オーターさんが出てきた。
「ん?ランス、顔が赤いぞ」
俺はオーターさんに連れられリビングのソファーへと腰を下ろす。
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