今日のおやつはプリン。
チビ正守はお皿を持ってきてプチン。するとぷるんとキレイに出てきた。
それをじーっと見ていたチビ良守。
「僕もやりたい!」
「良守には無理だよ」
「僕だってできるもん」
頑固に譲らないため、仕方なく良守の分を渡してやる。
「ふんぬっ」
折ろうとするも力が弱く、突起がふにゃっと曲がってしまって、もう折れなくなってしまった。
悔して泣くのを堪える良守😖
「だから言ったじゃん。もうそのまま食べれば?」
「やーだー😭兄ちゃんがズルしたんだもん😭😭」
「なんで俺がズルするんだよ?😠」
「どうせ、僕ができないようにしたんだー😭😭」
「うるさいなもう。そんなことするわけないじゃん。(めんどくさいなぁ)ほら、兄ちゃんのやるから」
「やだっ!自分でプチンってしたいの!」
正守困り顔。
「もう早く食べなよ」
「やーだーやりたいー」
「仕方ないな」
台所まで行って父にもう1つもらってくる正守。
「ほら。早くやりなよ」
「うーん、やっぱり兄ちゃんやって」
「は?自分でやるって言ったんだろ?だったら最後までやれ」
「だって…」
「あぁもう!ほら、兄ちゃん一緒にやってやるから」
抱えるように後ろから良守の手を持ち、一緒にプリンをプチンとしてやる正守。
自分でできたことに感動する良守。
「兄ちゃん、プリンでてきた」
振り向きながら正良を見上げる良守。
「よかったな。ほら、食べるぞ」
「うん!」
目を輝かせながらスプーンで食べ始める良守。
自分でもつい良守には甘くなっちゃぅんだよなぁと、プリンを頬張る良守を見つめてしまう正守。